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docker copyコマンドの基本|実例付きで丁寧に解説

(最終更新月:2023年8月)

✔当記事は以下の疑問を持つ方々に対して作成されています

「Dockerのcopyコマンドが何をするものなのか理解したい」

「Dockerのcopyコマンドで具体的な書き方を学びたい」

「Docker copyの具体的な使用例を見たい」

✔当記事を通してお伝えする内容

当記事では、Docker copyコマンドの基本から、具体的な使用例まで、詳細に解説します。

ぜひ記事の最後までお読みいただき、Docker copyコマンドをマスターしてください。

筆者プロフィール

【現職】プロダクトマネージャー

【副業】ブログ(月間20万PV)/YouTube/Web・アプリ制作

「プログラミング × ライティング × 営業」の経験を活かし、30後半からのIT系職へシフト。現在はプロダクトマネージャーとして、さまざまな関係者の間に入り奮闘してます。当サイトでは、実際に手を動かせるWebアプリの開発を通じて、プログラミングはもちろん、IT職に必要な情報を提供していきます。

【当ブログで紹介しているサイト】

当サイトチュートリアルで作成したデモ版日報アプリ

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Dockerの基本

こちらでは、Dockerの基本についてお伝えしていきます。

Dockerの概要

Dockerは、コンテナ型の仮想化技術を提供するプラットフォームです。

コンテナを用いることで、開発からデプロイまでのプロセスを簡易化し、環境の差異を吸収します。

開発者のローカルマシンと本番環境の違いを解消できる手段のひとつです。

Docker Copyの重要性

Docker Copyは、ホストマシンとコンテナ間でファイルやディレクトリをコピーするコマンドです。

設定ファイルやデータの移動が容易になり、開発の効率が向上します。

例として、アプリケーションの設定ファイルをコンテナ内部に転送する場合などが挙げられます。

Dockerの基本的な用語とコマンド

こちらでは、Dockerの用語と基本的なコマンドについて説明します。

Dockerコマンド全体

Dockerコマンドにより、以下の操作がおこなえます。

例として、新しいコンテナを作成するコマンドdocker run

docker run mycontainer

イメージをビルドするdocker buildがあります。

docker build myimage

Docker Copyと他のコマンドの関連性

Docker Copyは、ほかのコマンドと連携して使用されることが多いコマンドです。

例えば以下のような一連の流れが考えられます。

  1. docker createでコンテナを作成
  2. docker copyで必要なファイルをコピー
  3. docker startでコンテナを起動

このように連携することで、柔軟なコンテナ管理が可能になるのです。

Docker Copyの概要と使用法

こちらでは、「Docker Copy」の詳細を見ていきましょう。

Docker Copyの役割について

Docker Copyコマンドは、コンテナとホスト間のファイルやディレクトリをコピーする役割を果たします。

アプリケーションの設定ファイルや依存ファイルの転送をスムーズにおこなうために必要です。

例として、データベースの設定ファイルをコンテナにコピーする場合などが挙げられます。

Docker Copyの具体的な使用方法

Docker Copyの使用方法はシンプル。

以下のようにコマンドを実行するだけです。

docker cp [OPTIONS] CONTAINER:SRC_PATH DEST_PATH|-
docker cp [OPTIONS] SRC_PATH|- CONTAINER:DEST_PATH

ホストの/myapp/configディレクトリをコンテナの/app/configへコピーする例はこちら。

docker cp /myapp/config mycontainer:/app/config

ホストとコンテナ間のデータ移動

こちらでは、ホストとコンテナ間でのデータ移動についてお伝えします。

ホストからコンテナへのデータ転送

ホストからコンテナへのデータ転送は、主に設定ファイルやアプリケーションの依存ファイルの移動に使用されます。

docker cpコマンドにより、特定のパスからコンテナ内のパスへデータを転送可能。

例として、Webサーバーの設定ファイルをコンテナに移動する場合があります。

docker cp my_webserver_config.conf CONTAINER_ID:/etc/webserver/

コンテナからホストへのデータ転送

コンテナからホストへのデータ転送も同様に、docker cpコマンドを使用できます。

この操作は、コンテナ内で生成されたログファイルやデータベースのダンプファイルなどを外部に取り出す際に使ってください。

例として、コンテナ内で実行されたバッチ処理の結果をホストに取り出す場合などが挙げられます。

docker cp CONTAINER_ID:/app/results/batch_result.txt ./batch_result.txt

Docker Copyの実践例とビルド工程

こちらでは、Docker Copyの実践的な使用例とビルドの工程について詳しく見ていきましょう。

初心者向けDocker Copy使用例

Docker Copyの使用は非常にシンプル。

例として、ローカルのexample.txtファイルをコンテナの/homeディレクトリにコピーする場合を見ていきましょう。

docker cp example.txt my_container:/home/

設定ファイルやデータの迅速な移動に利用され、コンテナの取り扱いを容易にします。

Docker UploadとDownloadイメージの作成と実行

Dockerでは、アプリケーションをイメージとしてパッケージ化し、Docker Hubなどのレジストリにアップロードできます。

例として、イメージのビルドとアップロードする際のコマンドは以下です。

docker build -t username/myimage .
docker push username/myimage

同様に、既存のイメージをダウンロードして実行する場合は以下のコマンドを使用します。

docker pull username/myimage
docker run username/myimage

その他のDockerコマンド

こちらでは、Dockerの他の重要なコマンドについてお伝えします。

Dockerの基本的な構造コマンド

Dockerには多くのコマンドが存在しますが、基本的な構造としては以下のとおりです。

docker [command] [subcommand] [options]

例として、コンテナの一覧を表示するコマンドは以下の通りです。

docker container ls

この構造を理解することで、他のコマンドも容易に使用できます。

Dockerフラグとオプション概要

Dockerのコマンドラインツールには、動作をカスタマイズするためのフラグとオプションが用意されています。

docker runコマンドでデタッチモードを指定し、コンテナをバックグラウンドで実行する例はこちらです。

docker run -d myimage

これらのフラグとオプションを活用することで、コンテナの挙動を細かく制御することが可能です。

Docker Copyに絡む注意と問題点

こちらでは、Docker Copyに関連する注意事項と既知の問題点についてお伝えします。

コンテナとイメージの相互作用

Docker Copyを使用する際、コンテナとイメージ間でファイルの整合性を保つ必要があります。

コンテナからイメージを作成した後にファイルをコピーすると、その変更は新しいイメージに反映されません。

この整合性を保つためには、次のようにコマンドを実行します。

docker commit mycontainer myimage
docker cp myfile.txt mycontainer:/path/

判明している問題とその対処法

Docker Copyには、パーミッションの問題やパスの解決に関連するいくつかの問題が報告されています。

これらの問題を回避するために、正確なパス指定や適切なユーザー権限の確保が必要です。

例として、特定のユーザーとしてファイルをコピーする際のコマンドは以下になります。

docker cp --archive --user=username:group myfile.txt mycontainer:/path/

まとめ

当記事では、Docker Copyコマンドについてお伝えしてきました。

Docker Copyコマンドは、日々の開発作業における効率化に大いに貢献します。

具体的な使用例としてはこちら。

これらの利用により、開発プロセスを一段とスムーズに進めることが可能です。

Dockerの豊富なエコシステムを最大限に活用することで、効果的な開発が実現するでしょう。

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