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nslookupコマンドの基本から使い方、実例まで徹底解説

(最終更新月:2023年2月)

✔このような方へ向けて書かれた記事となります

「nslookupコマンドでは何ができるのだろうか?」

「nslookupコマンドの使い方が知りたい」

「nslookupコマンドの実例が見てみたい」

✔当記事を通じてお伝えすること

当記事では、コマンドの基本や使い方だけでなく、筆者が実際に使っている コマンドの実例と活用方法も公開しています。

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筆者プロフィール

【現職】プロダクトマネージャー

【副業】ブログ(月間20万PV)/YouTube/Web・アプリ制作

「プログラミング × ライティング × 営業」の経験を活かし、30後半からのIT系職へシフト。現在はプロダクトマネージャーとして、さまざまな関係者の間に入り奮闘してます。当サイトでは、実際に手を動かせるWebアプリの開発を通じて、プログラミングはもちろん、IT職に必要な情報を提供していきます。

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nslookupコマンドの基礎知識

nslookupコマンドの基礎知識をお伝えします。

実例を理解し、使いこなすには、基本が大切です。

nslookupコマンドとは?

nslookupコマンドとは、DNS(Domain Name System)に関する情報を取得できるLinuxコマンドです。

具体的には、このコマンドを使用することで、ドメイン名からIPアドレスがわかったり、IPアドレスからドメイン名を調べる逆引きができたりします。

例えば、nslookup itc.tokyoと入力すると、そのドメイン名に関する情報が表示されます。

$ nslookup itc.tokyo
Server: 127.0.0.53
Address: 127.0.0.53#53

Non-authoritative answer:
Name: itc.tokyo
Address: 162.43.120.150

もし、そのドメイン名に対応するIPアドレスが存在しない場合には、エラーが表示されます。

$ nslookup non-existing-domain-i-guess.site

Server: 127.0.0.53
Address: 127.0.0.53#53
** server can't find non-existing-domain-i-guess.site: NXDOMAIN

nslookupコマンドの構成

nslookupコマンドの構成は以下のとおり。

nslookup [-options] [hostname] [server]

パラメータはそれぞれ以下を指定します。

serverパラメータは、省略可能で、その場合はデフォルトのDNSサーバーが使用されます。

nslookupコマンドの使用例

ホスト名からIPアドレスを取得する

nslookup itc.tokyo

IPアドレスからホスト名を取得する

nslookup 8.8.8.8

IPアドレス「8.8.8.8」に対応するホスト名を取得します。

nslookupコマンドが使える場面別実例を紹介

nslookupは以下のような場面で使えます。

DNSサーバーが正しく機能しているかを調べる

nslookupコマンドは、DNSサーバーが正しく機能しているかどうかを確認するために使用できます。

なぜ正しく機能するかを調べる必要があるかというと、新しくドメインを設定した場合など、設定が失敗している可能性があり得るからです。

例えば、DNSサーバーが正しく機能している場合には、nslookup google.comと入力すると、GoogleのIPアドレスが表示されます。

DNSサーバーが正しく機能していない場合には、エラーが表示されるのです。

DNSキャッシュを削除する

nslookupコマンドは、DNSキャッシュを削除するためにも使用できます。

なぜキャッシュを削除するのかと言うと、DNSキャッシュが古くなってしい、正しい情報が取得できなくなることがあるから。

DNSキャッシュが問い合わせに応じて取得し保存した情報を、定期的に削除する必要があるのです。

この場合には、以下のように入力すればキャッシュが削除できます。

nslookup -flushcache

nslookupコマンドのオプション一覧

こちらではnslookupコマンドで使えるオプションを解説します。

オプションを使いこなせば、できることが大幅に増えるのです。

指定したDNSリソースレコード情報を取得:query=type

queryオプションを使うと、指定したDNSのリソースレコードが取得できます。

typeには、DNSで指定する「A」「MX」「NS」「CNAME」「PTR」などが入ります。

nslookup -query=mx itc.tokyo

応答待ち時間の指定:timeout

timeoutオプションでDNSサーバーからの待ち時間を指定できます。

時間は秒数で指定。

nslookup -timeout=5 itc.tokyo

デバッグ情報を表示:debug

debugオプションでは、デバッグ情報を表示できます。

nslookup -debug itc.tokyo

問い合わせるDNSクラスを指定:class=type

classオプションを使うと、問い合わせるDNSクラスを指定できます。

typeには、IN(インターネット)やCH(Chaos)などが入ります。

nslookup -class=IN itc.tokyo

問い合わせるDNSリソースレコードのタイプを指定:type=type

typeオプションでは、問い合わせるDNSリソースレコードのタイプを指定します。

typeには、「A」「MX」「NS」「CNAME」「PTR」などが入ります。

nslookup -type=NS itc.tokyo

コマンドのバージョンを表示:version

コマンド自体のバージョン情報を表示します。

nslookup -version

ヘルプ情報を表示:h

コマンド自体のヘルプ情報を表示します。

nslookup -h

まとめ:nslookupはWebアプリ制作などでは重宝する

当記事の内容をまとめます。

nslookupコマンドはネットワーク関連の情報を取得するのにとても有効です。

ぜひ上手く使いこなして、ブログやWebアプリの構築の役に立てましょう

AWSのDNSサービスなどでも使えるので重宝します。

✔Linuxの主要コマンド37選

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