（最終更新月：2023年9月）
✔このような方におすすめです
「”502 Bad Gateway”について理解したい」
「Nginxでのエラー”502 Bad Gateway”の意味と対処法が知りたい」
「”502 Bad Gateway Nginx”の解決例が見たい」
✔当記事で得られる情報
- “502 Bad Gateway”の基礎知識
- Nginxの”502 Bad Gateway”の原因とその対策
- 具体的な”502 Bad Gateway”の解決例
当記事では、Nginxで”502 Bad Gateway”が発生する原因から対応策まで、具体的な例を交えて詳しく解説します。
ぜひ最後までご覧ください。
筆者プロフィール
【現職】プロダクトマネージャー
【副業】ブログ（月間20万PV）/YouTube/Web・アプリ制作
「プログラミング × ライティング × 営業」の経験を活かし、30後半からのIT系職へシフト。現在はプロダクトマネージャーとして、さまざまな関係者の間に入り奮闘してます。当サイトでは、実際に手を動かせるWebアプリの開発を通じて、プログラミングはもちろん、IT職に必要な情報を提供していきます。
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ウェブエラーについての基礎知識
まずはウェブでおこるエラーについて、見ていきましょう。
502はそのひとつです。
- 一般的なエラーコード
- 502エラーコードとは？
一般的なエラーコード
以下は、よくあるウェブエラーコードとそれに関連する説明をまとめたものです。
| エラーコード | 説明 | よくある場面 |
|---|---|---|
| 400 | Bad Request | クライアントのリクエストが不正または不完全な場面。 |
| 401 | Unauthorized | 認証が必要なページに認証なしでアクセスした場面。 |
| 403 | Forbidden | アクセス権限がないリソースにアクセスしようとした場面。 |
| 404 | Not Found | 存在しないページやリソースにアクセスしようとした場面。 |
| 405 | Method Not Allowed | 許可されていないHTTPメソッド（例: POST, GET）を使用した場面。 |
| 408 | Request Timeout | クライアントのリクエストがサーバーに到達する前にタイムアウトした場面。 |
| 500 | Internal Server Error | サーバー内部でエラーが発生した場面。 |
| 502 | Bad Gateway | 上流のサーバーが無効なレスポンスを返した場面（ゲートウェイやプロキシサーバーでのエラー）。 |
| 503 | Service Unavailable | サーバーが一時的に利用できない、またはメンテナンス中の場面。 |
| 504 | Gateway Timeout | ゲートウェイやプロキシサーバーが上流のサーバーからのレスポンスを待っている間にタイムアウトした場面。 |
502エラーコードとは？
502 Bad Gatewayエラーは、一般的にはゲートウェイやプロキシサーバーが上流のサーバーから無効なレスポンスを受け取った場合に返されるエラーコードです。
以下は、502エラーに関する詳細な情報です。
- 502エラーコードとは？
- エラーコードの原因は？
- エラーコードの対処方法
502エラーコードとは？
ゲートウェイやプロキシサーバーは、クライアントのリクエストを受け取り、それを上流のサーバーに転送する役割を果たします。
以下のような場面で、ゲートウェイやプロキシサーバーは、502 Bad Gatewayエラーをクライアントに返すのです。
- 上流のサーバーからのレスポンスが期待される形式でない場合
- 上流のサーバーから全くレスポンスがない場合
よくある原因
よくある原因としては、以下のようなものが挙げられます。
- 上流のサーバーがダウンしている。
- ネットワークの問題により、ゲートウェイやプロキシサーバーが上流のサーバーと通信できない。
- ゲートウェイやプロキシサーバーの設定ミス。
- 上流のサーバーが過負荷状態で、適切なレスポンスを返せない。
対処方法
502エラーの対処方法として挙げられるのは、以下のとおり。
- 上流のサーバーの状態を確認する。
- ゲートウェイやプロキシサーバーの設定を確認・修正する。
- ネットワークの問題を解決する。
- 必要に応じて、サーバーのリソースを増強する。
502 Bad GatewayとNginx
502 Bad GatewayとNginxの関係性に着いてみていきましょう。
- エラー502の詳細とその意味
- 502エラーとNginxの関連性
エラー502の詳細とその意味
エラー502は、サーバー間の通信がうまくいかないときに発生します。
具体的には、一方のサーバーが他方のサーバーからの適切なレスポンスを受け取れない場合など。
例えば、ウェブサイトを開こうとすると、ブラウザとウェブサーバー間でこのエラーが発生します。
502エラーとNginxの関連性
502エラーは、とくにウェブサーバーソフト「Nginx」でよく発生します。
Nginxがほかのサーバーとの通信に問題を抱えると、このエラーが発生することが多いのです。
プロキシサーバーとして動作するNginxが、バックエンドサーバーとの通信を失敗すると502エラーが出てしまいます。
502 Bad Gatewayエラーの主な原因
こちらでは、502 Bad Gatewayエラーの主な原因を探求します。
- Nginxで502エラーが起きるポイント
- ほかの可能性がある502エラーの発生元
Nginxで502エラーが起きるポイント
Nginxでの502エラーは、通常、バックエンドサーバーとの通信障害によって発生します。
設定ミスやバックエンドサーバーの過負荷などが原因であることが多いです。
以下の観点から、原因を特定してみてください。
- タイムアウト設定が厳しい
- バックエンドサーバーがダウンしている
ほかの可能性がある502エラーの発生元
Nginxだけでなく、ほかの要因も502エラーの原因となることがあります。
- ネットワークの問題
- ファイアウォールの設定
- DNSの不具合
これらも502エラーを引き起こす可能性があるため、チェックが必要です。
ユーザー側の対処法
ウェブページにアクセスしようとした際に502エラーに遭遇した場合、以下の対策が有効です。
- 対策1：再読み込みとその有効性
- 対策2：ブラウザキャッシュのクリアと効果
- 対策3：異なるアクセスルートの試行
- 対策4：ウェブサイト運営者への連絡効果
対策1：再読み込みとその有効性
502エラーが一時的な問題である場合、単純にページを再読み込みするだけで解消することがあります。
F5キーを押すか、ブラウザの再読み込みボタンをクリックして試しましょう。
Google Chromeで、スーパーリロード（ctrl + shift + r）も有効です。
対策2：ブラウザキャッシュのクリアと効果
キャッシュのクリアが効果的な対策となることがあります。
ブラウザのキャッシュが原因なこともあるからです。
ブラウザの設定からキャッシュをクリアすると、多くの場合問題が解消します。
対策3：異なるアクセスルートの試行
異なるブラウザやデバイスでアクセスしてみることで、502エラーが特定の状況に依存しているかどうかを確認できます。
以下のブラウザリストを参考に、同じページへアクセスしてみましょう。
- Google Chrome
Googleが開発しているブラウザで、デスクトップやモバイルの両方で非常に高いシェアを持っています。 - Mozilla Firefox
オープンソースのブラウザで、プライバシー機能やカスタマイズの自由度の高さで知られています。 - Apple Safari
Appleが開発しているブラウザで、MacやiPhone、iPadなどのApple製品に標準で搭載されています。 - Microsoft Edge
Microsoftが開発しているブラウザで、Windows 10以降のOSに標準で搭載されています。最初のEdgeは独自のエンジンを使用していましたが、後のバージョンはChromiumベースとなっています。 - Opera
長い歴史を持つブラウザで、現在はChromiumベースのエンジンを使用しています。無料のVPNや広告ブロッカーなどの独自の機能を持っています。
対策4：ウェブサイト運営者への連絡効果
問題が解決しない場合、ウェブサイトの運営者に連絡することが効果的な対策となることがあります。
運営者がエラーの存在を知らない場合もあるため、早期解決への一助となることが期待できるでしょう。
ウェブサイト管理者の対応処置
ウェブサイト管理者として502エラーに対応するための具体的な手段について説明します。
- 管理対策1：サーバー/PHPの再起動とその必要性
- 管理対策2：サーバ設定の見直しとその方法
- 管理対策3：アプリケーションのバグ修正の必要性
- 管理対策4：外部サービス状況の確認とその必要性
- 管理対策5：サーバ容量の増強とその効果
管理対策1：サーバー/PHPの再起動とその必要性
サーバーやPHPの不具合が502エラーの原因となることがあるため、再起動することで問題が解消する場合があります。
これは最も基本的かつ簡単な対応策で、最初に試す価値があります。
管理対策2：サーバ設定の見直しとその方法
サーバーの設定ミスも502エラーの原因となることがあるため、設定の見直しが必要です。
とくにファイアウォールの設定は重要で、不適切な設定が通信障害の原因となることがあります。
適切なポートの開放やルールの設定を確認することが重要です。
管理対策3：アプリケーションのバグ修正の必要性
アプリケーションのバグが502エラーを引き起こす場合があるため、ソースコードの調査と修正が不可欠です。
ログファイルの分析などで原因を特定し、適切に対処する必要があります。
管理対策4：外部サービス状況の確認とその必要性
外部サービスとの連携が502エラーの原因となる場合もあるため、外部サービスの状態を確認する必要があります。
サービス提供者との連絡や公式サイトでの障害情報の確認が効果的です。
管理対策5：サーバ容量の増強とその効果
サーバーの過負荷が原因である場合、サーバーの容量を増強することでエラーを解消できることがあります。
リソースの監視と適切な容量確保が502エラーの長期的な解決につながるでしょう。
まとめ
当記事では、Nginxで”502 Bad Gateway”が発生する原因から対応策についてお伝えしてきました。
当記事の内容が、エラーの早期解決に繋がれば幸いです。
また、502エラー以外にもさまざまなウェブエラーが存在します。
これらのエラーに対応するために、オンラインの技術フォーラムや公式ドキュメントなど、信頼性のある情報源を活用することをおすすめします。