(最終更新月:2021年12月)
✓当記事はこんな悩み・要望をお持ちの方へ向けて書いています
「Pythonでfor文の基本的な書き方がわからない!」
「結局for文で展開できるのはリスト型だけなの?詳しく知りたい!」
「for文って繰り返すだけしかできないの?応用する方法を教えてほしい!」
✓当記事を通じて、下記をお伝えしていきます
- 【Python】for文の書き方 |基本はこれでマスターしよう
- for文で使えるオブジェクト 3つのデータ型を解説
- for文の応用「break」「continue」の使い方
つまり、初心者の方がfor文について知っておくべきことは全て当記事で解説しています
【Python】for文の書き方 |基本はこれでマスターしよう

構造
for 変数 in 展開するオブジェクト:
実行文
実例
展開するオブジェクトは下記のリストです
lang_list = ["Python", "JavaScript", "PHP", "Go"]
for文で各要素をprintします
for lang in lang_list:
print(lang)
結果
Python
JavaScript
PHP
Go
解説
for lang in lang_list:
print(lang)
展開するオブジェクトは、プログラミング言語が4つ格納されている「lang_list」というリスト型です
for文では各要素が順番に取り出されて「lang」変数に入ります
そして、そのlang変数をprintしています

変数「lang」はfor文内でのみ使用されるものです
お好きな変数名で構いません!
展開するオブジェクトをリスト型でご説明しましたが、他にfor文で使用できるオブジェクトにはどんなものがあるでしょうか?
次章で解説します
for文で使えるオブジェクト 4つのデータ型を解説
展開するオブジェクトは、イテラブルなオブジェクトでなければいけません
イテラブルとは「繰り返し利用可能」と訳すことができ、繰り返し利用可能なオブジェクトは主に下記の4つと覚えておきましょう
- リスト
- タプル
- range関数で生成されたオブジェクト
- 文字列
リストとタプルは似ていますので、言うまでもありません
range関数を使うと下記のようになります
>>> for num in range(10):
... print(num**2)
...
0
1
4
9
16
25
36
49
64
81
全て二乗してprintしてます
文字列も使用できます
>>> for s in "PYTHON":
... print(s.lower())
...
p
y
t
h
o
n
全て小文字にしてprintしてみました
for文の応用「break」「continue」の使い方

役割
break、continueの役割は下記のとおりです
- breakは、for文自体を終わらせることができます
- continueは、for文内の実行をスキップし次の要素へ進みます
実例と解説
【break】
>>> for num in range(10):
... if num==4:
... break
... print(num)
...
0
1
2
3
通常は、0-9の数字を展開しprintしますが、3までしかprintされていません
数字が4の時点でbreakにより強制終了となっています
【continue】
>>> for num in range(10):
... if num==4:
... continue
... print(num)
...
0
1
2
3
5
6
7
8
9
通常は、0-9の数字を展開しprintしますが、よく見ると4だけprintされてません
これがcontinueの効果です
まとめ
for文についてまとめていきます
for文の構造は、
for 変数 in 展開するオブジェクト:
実行文
です
展開するオブジェクトには、①リスト、②タプル、③rangeで生成されたオブジェクト、④文字列などのイテラブルなオブジェクトが入ります
for文では「break」「continue」を使うことができ、
- breakはfor文の強制終了
- continueはfor文の実行を一回スキップ
する役割があります
以上がPython初学者が覚えておきたい「for文について」でした!