(最終更新月:2021年12月)
☆こんな方へ向けての記事となります
「Pythonで関数を作りたいが方法がわからない!」
「引数とか戻り値ってなに?どうやって使い分けるの?」
「使い方は?説明だけだとまだしっくりこない、、、」
☆当記事を通じてお伝えすること
- Pythonで関数を作る 3ステップを丁寧に解説
- 関数には種類がある?戻り値と引数について解説
- 実際に関数を作ってみました!実例と実行方法を解説
Python関数の基本は十分理解できるような構成となっています
Pythonで関数を作る 3ステップを丁寧に解説

①関数を定義することを宣言
def 関数名():
- defから始めること
- 最後に「:」をつけること
- ()には引数を設定する場合もあります
②正しいインデント
インデントは下記どちらかの方法で統一する必要があります
- スペース4つ
- タブ
③処理の記述
行いたい処理を記述していきます
詳しい書き方は次章をご覧ください
関数には種類がある?戻り値と引数について解説
戻り値
戻り値とは、関数で返される(returnされる)値のことです
戻り値無し
【使う場面】
printなどその場で何かしらの処理を実行したい場合に使われます
【サンプル】
def hello():
print("こんにちは!")
【実行】
ターミナルで実行すると、「こんにちは!」とprintされます
>>> hello()
こんにちは!
戻り値有り
【使う場面】
処理した結果を変数へ格納したい場合などに使用されます
【サンプル】
def hello2():
return "こんにちは!"
【実行】
>>> greeting = hello2()
>>> print(greeting)
こんにちは!
引数
引数とは、関数の外部から取得する値で、( ) 内で受け取ります
引数無し
【使う場面】
外部とは関係なく決められた処理を行う場合に使用されます
【サンプル】
def add():
return 2 + 5
【実行】
>>> output = add()
>>> print(output)
7
引数有り
【使う場面】
外部から値を受け取り処理したい場合に使用されます
【サンプル】
def add2(number):
return number + 2
【実行】
>>> output = add(7)
>>> print(output)
9
この場合、引数に数値を入れないとエラーになります
デフォルト値を設定することで、引数を設定しなかった場合のエラーを回避できます
【サンプル2】デフォルト値有り
def add2(number=10):
return number + 2
【実行】
>>> output = add()
>>> print(output)
12
関数を作ってみました!3つの実例と実行方法
①引数(デフォルト値有)有り + 戻り値有り
全てが詰まった関数です
def greeting(person="Yu"):
return f"{person}さん、こんにちは!"
【実行】
>>> g1 = greeting()
>>> print(g1)
Yuさん、こんにちは!
>>> g2 = greeting(person="Ohtani")
>>> print(g2)
Ohtaniさん、こんにちは!
②引数(デフォルト値無)有り + 戻り値有り
def blog_title(title):
return f"ブログのタイトルは、「{title}」です"
【実行】
>>> title_today = blog_title("Pythonの関数について")
>>> print(title_today)
ブログのタイトルは、「Pythonの関数について」です
>>> title_future = blog_title()
Traceback (most recent call last):
File "<stdin>", line 1, in <module>
TypeError: blog_title() missing 1 required positional argument: 'title'
引数がないとエラーになります
③引数無し + 戻り値無し
一番シンプルな関数です
def print_time():
from datetime import datetime
now = datetime.now()
print(now)
【実行】
>>> print_time()
2021-12-27 22:37:52.168291
戻り値がないのでそのまま実行します
まとめ

Pythonで関数を作るには、
- defから始めて関数を定義することを宣言する
- インデントをタブもしくはスペース4つで統一する
- 処理を記述する
という3つのステップが必要でした
- 戻り値は、関数からreturnされる値のこと
- 引数は、外部から受け取る値のこと
を指します
以上で、関数の基本についての記事を完了とします