(最終更新月:2021年8月)
自作でWebサーバーなどを作成していると「ポート」についての知識は欠かせません
「IPアドレスについて理解はしたけど、ポートってなに??」という方へ向けて、
ポートについての基礎知識
を解説します
「自分でWebサーバーを作りたい!」という方は固定IPアドレスが必要です
契約を変更せず、固定IPだけ取得できるサービスはこちら。
ポートを例えると?
IPアドレスはサーバーの住所を示しています
対して、ポートはその住所へ出入りするための「ドア」だと言えるでしょう
ドアの数(ポート数)には決まりがあり、それぞれ番号が割り振られています
ポート番号は、0から65535番まで用意されています
ポートの役割
出入りする顧客(データの種類)により、使用するドア(ポート)が違います
例えば、通常「https://itc.tokyo/」などと打ち込むHPの場合、ホームページのデータを送受信するために、自動的に
ポート番号「443」
が使用されています
※HTTPの場合はポート番号「80」です
HP閲覧の為のデータ送受信に限らず、いくつかのポートは専用の顧客のために予約されています
次章で代表的なものをご紹介していきます
予約済みのポート番号
下記が代表的な予約済みのポートとなります
ポート番号 | 用途 | 備考 |
---|---|---|
20 | FTP (データ) | ファイルの転送 |
22 | SSH | セキュアなログイン、ファイル転送 |
25 | SMTP | 簡易メール転送プロトコル |
53 | DNS | ドメインとIPアドレスを紐づける |
67 | DHCP (サーバ) | コンピュータ(サーバ)がネットワークに接続するための必要な設定を自動で割り当てる |
68 | DHCP (クライアント) | コンピュータ(クライアント)がネットワークに接続するための必要な設定を自動で割り当てる |
80 | HTTP | Hypertext Transfer Protocol |
110 | POP3 | ユーザーがメールサーバから自身のメールを 取り出す際に使用 |
443 | HTTPS | HTTPをSSLやTLSで暗号化し通信 |
その他にも予約済みのものがありますが、空いているもの下記のように使うことができます
例えば、Djangoローカルサーバで、
localhost:8000
また、Reactでは、
localhost:3000
などと、localhostのポートを指定することでデータの送受信ができるようになっています
まとめ
ネットワーク間でデータを送受信するために、ポートはドアの役割を担っています
ufwを使ったファイアウォールの設定などもポートというドアを開けたり閉めたりすることで、セキュリティの役割を担っています
必要以上の知識入りませんが、以上の事は最低限知っておくと、今後のWebアプリ制作に役立つこと間違いなし!
最後までご覧いただきありがとうございました