【Django】verbose_nameとは?役割や書き方を実例付で紹介

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(最終更新月:2022年12月)

✔このような方へ向けて書かれた記事となります

「モデルクラスのラベルを日本語表記にしたい」

「いちいちフォームフィールドで変更するのは面倒」

「実際のコードがないとわかりにくい」

✔当記事を通じてお伝えすること

  • verbose_nameとは
  • verbose_nameの記述場所と記述例

当記事では、日報アプリ開発を通じて、verbose_nameのさまざまな使い方を解説しています。

ぜひ最後までご覧ください。

✔YouTube解説動画

当記事の内容は動画を見ながら進めると、約15分程度で完了します。

動画ならではの情報も解説しているので、記事と一緒にご覧ください。

動画の概要欄には、単元ごとのコードを紹介しているgithubページも載せています。

筆者プロフィール

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【現職】プロダクトマネージャー

【副業】ブログ(月間17万PV)/YouTube/Web・アプリ制作

「プログラミング × ライティング × 営業」の経験を活かし、30後半からのIT系職へシフト。当サイトでは、実際に手を動かせるWebアプリの開発を通じて、プログラミングはもちろん、IT職に必要な情報を提供していきます。

【当ブログで紹介しているサイト】

当サイトチュートリアルで作成したデモ版日報アプリ

Django × Reactで開発したツール系Webアプリ

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verbose_nameとは?

verbose_nameとは、モデルやモデルフィールド、アプリの名前を指定するもの。

デフォルトではすべて英語となっているものを、verbose_nameにより日本語に変更できるのです。

例えば、ModelFormを使ってフォームを表示するとラベルが以下のようになります。

自動的にモデルフィールドの名前がラベルとなってしまっています。

verbose_nameを使って任意の名前に変更できるようになるのです。

verbose_nameの設定場所

verbose_nameの設定場所を見ていきます。

verbose_nameが使えるのは主に3箇所です。

  • モデルフィールド内
  • モデルクラス内のMeta
  • apps.py

モデルフィールド内:モデルフィールド名を変更

モデルフィールド名を変更するには、引数でverbose_nameを指定。

以下のようになります。

モデルフィールド名 = models.モデルフィールド(verbose_name=任意の名前)

例えば、開発中の日報アプリでは以下のようになりました。

title = models.CharField(max_length=100, verbose_name="タイトル")
content = models.TextField(max_length=1000, verbose_name="内容")

※contentフィールドは、textareaで表示されるようTextFieldへ変更しました。

【変更後】

モデルクラス内のMeta:モデル名を変更

モデルクラス名を変更する必要があるのは、管理画面での表示を変えたいときです。

現状では以下のように英語表記となってしまいます。

モデル名を変更する際に知っておくべきことは以下のとおり。

  • verbose_name
  • verbose_name_plural

verbose_name

verbose_nameは、Metaクラス内で定義します。

class モデルクラス(models.Model):
    class Meta:
        verbose_name=任意のモデルクラス名

例えば、「日報」とした場合は以下のように表記が変わります。

verbose_name_plural

verbose_name_pluralは、複数形にしたときの名前を指定するもの。

何もしなければ、英語表記と同様に、verbose_nameで指定したものに「s」が語尾につくだけになってしまうからです。

以下のように変更します。

class モデルクラス(models.Model):
    class Meta:
        verbose_name=任意のモデルクラス名
        verbose_name_plural=任意の複数形

 複数形を日報一覧としたアプリでは以下のとおり。

apps.py:アプリ名を変更

apps.pyのクラス内で、変数「verbose_name」を指定すると、アプリ名が変更になります。

アプリ名とは管理画面で以下の箇所です。

日報アプリで以下のように書き換えてみましょう。

from django.apps import AppConfig

class NippoConfig(AppConfig):
   default_auto_field = 'django.db.models.BigAutoField'
   name = 'nippo'
   verbose_name = "日報アプリ" #これを追記

表示が変わりました。

まとめ

verbose_nameの記述場所は主に以下のとおり。

  • モデルフィールド内
  • モデルクラス内のMeta
  • apps.py

それぞれ役割が違うので覚えておきましょう。

また、開発中の日報アプリでは、以下に変更を加えました。

  • モデルクラスのcontentフィールドをTextFieldへ
  • verbose_nameの設定

次回は、クラスベースビュー「DeleteView」について解説していきます

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