（最終更新月：2023年10月）
✔このような方へ向けて書かれた記事となります
「MySQLのバージョンを確認する方法がわからない」
「MySQLのバージョン情報を正確に見るにはどうすればいい？」
「MySQLバージョン確認の手順や実際のやり方を知りたい」
✔当記事を通じてお伝えすること
- MySQLのバージョン確認の基本知識
- MySQLバージョン確認のステップワイズな手順
- MySQLバージョン確認の具体的な例
当記事では、MySQLのバージョンを確認する基本的な方法から、より詳細な情報を取得するためのステップまで、具体的な例とともに丁寧にガイドします。
ぜひ最後までお読みいただき、MySQLのバージョン確認をマスターしましょう。
筆者プロフィール
【現職】プロダクトマネージャー
【副業】ブログ（月間17万PV）/YouTube/Web・アプリ制作
「プログラミング × ライティング × 営業」の経験を活かし、30後半からのIT系職へシフト。当サイトでは、実際に手を動かせるWebアプリの開発を通じて、プログラミングはもちろん、IT職に必要な情報を提供していきます。
【当ブログで紹介しているサイト】
✔人に見せても恥ずかしくないコードを書こう
「リーダブルコード」は、わかりやすく良いコードの定義を教えてくれる本です。
- 見るからにきれいなコードの書き方
- コードの分割方法
- 変数や関数の命名規則
エンジニアのスタンダートとすべき基準を一から解説しています。
何回も読むのに値する本なので、ぜひ手にとって読んでみてください。
MySQLの基本
こちらでは、「MySQLの基本」とその「バージョン管理」についてお伝えしていきます。
MySQLに関する知識を深め、適切なバージョン管理を行うことで、システムの安定性やセキュリティを向上させる手助けとなるでしょう。
- MySQLとは──その役割と重要性
- バージョンを確認する必要性
MySQLとは──その役割と重要性
MySQLは、オープンソースのリレーショナルデータベース管理システム（RDBMS）のひとつ。
ウェブアプリケーションのバックエンドとして広く利用されているデータベースです。
MySQLは高速、信頼性が高く、多くの大規模サイトでも採用されています。
適切な管理と使用により、データの取り扱いが格段に効率化されるため、その重要性は非常に高いです。
当サイトで利用しているWordPressも、MySQLを活用しています。
バージョンを確認する必要性
MySQLのバージョンは、機能やセキュリティ対策、パフォーマンス向上のために定期的に更新されます。
適切なバージョンを利用することで、システムの安定性やセキュリティを維持することが可能です。
また、バージョン確認は互換性の問題や新機能の取り入れ時にも重要となります。
SELECT version();
+-----------+
| version() |
+-----------+
| 5.7.43 |
+-----------+
1 row in set (0.00 sec)上記のコマンドは、MySQLに接続後、使用しているバージョンを確認する一例です。
方法別：MySQLのバージョンを確認する
こちらでは、「MySQLのバージョン確認方法」について、接続前後の2つの視点から詳しく説明します。
適切な方法でバージョンを確認することで、システムの状態や互換性を把握することができます。
- 接続前のバージョン確認方法
- 接続後のバージョン確認方法
接続前のバージョン確認方法
MySQLのサービスを開始する前に、コマンドラインからバージョンを確認する方法があります。
これは、MySQLのバイナリに--versionオプションを付けて実行することで可能です。
mysql --version
mysql Ver 8.0.34-0ubuntu0.20.04.1 for Linux on x86_64 ((Ubuntu))このコマンドを実行すると、現在インストールされているMySQLのバージョン情報が表示されます。
接続後のバージョン確認方法
MySQLサーバに接続した後、SQLクエリを使用してバージョン情報を取得することができます。
SHOW VARIABLES LIKE "version";
+---------------+--------+
| Variable_name | Value |
+---------------+--------+
| version | 5.7.43 |
+---------------+--------+
1 row in set (0.00 sec)このクエリを実行すると、使用しているMySQLのバージョンが表示されます。
ツールを活用したバージョン確認方法
こちらでは、MySQLのバージョン確認に役立つ「外部ツール」を使用する方法について詳しく解説します。
これらのツールを適切に利用することで、さまざまな環境下でのバージョン情報の取得がスムーズにおこなえるでしょう。
- Workbenchを使用した確認方法
- phpMyAdminを使用した確認方法
Workbenchを使用した確認方法
MySQL Workbenchは、MySQLの公式グラフィカルツール。
データベース設計管理や操作する機能を持ちます。
以下の方法で、バージョン確認も可能です。
- MySQL Workbenchを開き、接続をクリック
- 左下の
NavigatorパネルにあるServer Statusを選択 - 中央の情報部に「MySQL Version」というセクションがあり、そこにバージョンが表示されています。
phpMyAdminを使用した確認方法
phpMyAdminは、ウェブベースのMySQL管理ツールであり、多くのホスティングサービスで採用されています。
- phpMyAdminにログインします。
- メインページの左上に表示されているサーバ情報の中に「MySQLバージョン」があります。
- この情報には、インストールされているMySQLのバージョンが表示されます。
MySQL各バージョンの特徴と選び方
こちらでは、MySQLの各バージョンにおける「主な特徴」と、それに基づいた「選び方」について解説します。
各バージョンの特性を理解することで、システムの要件や目的に合わせた適切なバージョン選びが可能です。
- 各バージョンの特性
- それぞれのバージョンが最適なケース
各バージョンの特性
MySQLは、5.xから8.xまでのバージョンが広く利用されています。
例えば、5.7はJSONデータ型のサポートやスペース効率の高いネイティブJSONストレージ形式を持っています。
一方、8.0は、CTEやWindow関数などの新機能を持ち込みました。
それぞれのバージョンが最適なケース
以下のようなケースを考慮して、バージョンを選ぶと良いでしょう。
- 既存のシステムや互換性を重視するか
- JSONデータの取り扱いや仮想カラムを活用するか
- 最新のSQL機能や強化されたセキュリティを利用したいか
MySQLのアップデート方法と注意点
こちらでは、MySQLのアップデートに関する具体的な手順と、その際に気をつけるべきポイントについて詳しく解説します。
定期的なアップデートはセキュリティの保護や新機能の活用に役立つでしょう。
- シームレスなアップデートの手引き
- アップグレード時のポイント
シームレスなアップデートの手引き
MySQLのアップデートは比較的シンプルですが、中断なくスムーズに行うための手順は以下のとおりです。
- まず、現在のデータベースのバックアップを取ります。
- 公式サイトから新しいバージョンのMySQLをダウンロードします。
- ダウンロードしたファイルをインストールします。
- 新しいバージョンのMySQLサービスを開始します。
データベースのバックアップは以下のコマンドです。
mysqldump -u [username] -p[password] [dbname] > backup.sqlアップグレード時のポイント
アップデートやアップグレード時には以下の点に注意が必要です。
- 既存のカスタム設定やプラグインの互換性を確認する
- 大きなバージョンジャンプ（例：5.6から8.0）を避け、できる限り中間のメジャーバージョンを経由する
- アップデート後、全てのアプリケーションやツールでの動作確認を忘れずにおこなう
まとめ
当記事では、MySQLのバージョン管理について学習してきました。
こちらでは、本記事で触れたポイントを再度確認し、MySQLのバージョン管理のベストプラクティスを明確に理解するための要点をおさらいします。
- MySQLのバージョンはセキュリティや機能のために定期的に確認・更新が必要
- バージョン確認にはコマンドラインや外部ツールが活用できる
- アップデート時には予めバックアップを取ること、そして互換性の確認を欠かさないようにする
Dockerを活用すると、簡単に環境を構築し、お試しでデータベースをいじれます。
うまく活用すれば、スキルアップが早められるはず。
