MySQL8とは?他バージョンとの違いやそのインストール方法まで

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(最終更新月:2023年10月)

✔このような方におすすめの記事です

「MySQL 8って何ができるのだろう?」

「MySQL 8の使い方が知りたい」

「MySQL 8の実用的な例を見たい」

✔当記事で伝えること

  • MySQL 8の基本機能
  • MySQL 8の操作方法やその応用
  • MySQL 8の具体的な実例

当記事では、MySQL 8の基本的な使い方から応用まで、具体的な例を交えながら詳しく解説します。

お時間が許す限り、最後までお付き合いください。

筆者プロフィール

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【現職】プロダクトマネージャー

【副業】ブログ(月間17万PV)/YouTube/Web・アプリ制作

「プログラミング × ライティング × 営業」の経験を活かし、30後半からのIT系職へシフト。当サイトでは、実際に手を動かせるWebアプリの開発を通じて、プログラミングはもちろん、IT職に必要な情報を提供していきます。

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MySQL8の解説

こちらでは、MySQL8の特性とメリットについてお伝えしていきます。

MySQL8を理解することで、効率的なデータベース管理と最適化に役立つでしょう。

  • MySQLとは?
  • なぜMySQL8を学ぶべきか?
  • MySQL8の主要な特性

MySQLとは?

MySQLは、世界中で広く使われているリレーショナルデータベース管理システムのひとつです。

オープンソースであり、多くのWebアプリケーションに採用されています。

例として、以下のようなコマンドを使用してデータ取得が可能です。

SELECT * FROM users WHERE age > 20;

なぜMySQL8を学ぶべきか?

MySQL8は、前のバージョンに比べて多くの新しい機能や改善点が加わっています。

高いパフォーマンスやセキュリティの強化、新しい構文や関数などが導入されており、現代のデータベース要件に対応するための必須の知識といえるでしょう。

MySQL8の主要な特性

MySQL8には、JSONデータ型のサポート、Common Table Expressions (CTE)、ウィンドウ関数など多くの新しい特性が導入されています。

例えば、ウィンドウ関数を使ったSQLは以下のようにかけます。

SELECT name, age, AVG(age) OVER() FROM users;

MySQL8の新しい機能と変更点

こちらでは、MySQL8における新しい機能や変更点について詳しく説明します。

MySQL8の新機能を活用することで、より効率的なデータベース操作が可能です。

  • MySQL8の新規変更と仕様差分
  • 重要な注意点の解説
  • MySQL5.7からMySQL8へのアップグレード方法

MySQL8の新規変更と仕様差分

MySQL8には、UTF8MB4をデフォルトの文字セットとして採用し、日本語や絵文字などの多様な文字を扱いやすくなりました。

例として、テーブル作成時に文字セットを指定するコマンドは、こちらです。

CREATE TABLE users (name VARCHAR(50)) CHARACTER SET utf8mb4;

重要な注意点の解説

MySQL8では、一部の予約語や関数名が変更されています。

これにより、以前のバージョンのSQLコードが正常に動作しない場合があるので注意が必要です。

例えば、以前はPASSWORD('yourpassword')という関数が存在しましたが、MySQL8ではこの関数は削除されています。

MySQL5.7からMySQL8へのアップグレード方法

MySQLのバージョンアップは簡単ですが、データのバックアップを忘れずに行うことが大切です。

具体的なアップグレードのコマンドは、こちら。

sudo apt-get install mysql-server-8.0

これにより最新のMySQL8がインストールされます。

しかし、前述の変更点や新機能を把握した上でアップグレードすることが推奨されます。

MySQL8のインストールと運用

こちらでは、MySQL8のインストール方法や運用上のヒントについて詳しく解説します。

MySQL8を適切にインストール・運用することで、安定したデータベース環境の構築が可能です。

  • インストール方法の詳細解説
  • コントロールパネルでのMySQL8の画面と操作
  • 実際的なバックアップの取得方法

インストール方法の詳細解説

MySQL8は、多くのOSに対応しています。Ubuntuの場合、以下のコマンドで簡単にインストールできます。

sudo apt update sudo apt install mysql-server-8.0

インストールが完了したら、以下のコマンドでMySQLを起動します。

sudo systemctl start mysql

コントロールパネルでのMySQL8の画面と操作

MySQL WorkbenchやphpMyAdminなど、GUIツールを使用することで、MySQLの管理や操作が容易になります。

例えば、MySQL Workbenchでのデータベースの新規作成は「File」メニューから「New Model」と進むことで実行できます。

実際的なバックアップの取得方法

データのバックアップは非常に重要です。

mysqldumpを使用して、全てのデータベースをバックアップするには次のコマンドを使用します。

mysqldump -u [username] -p --all-databases > backup.sql
mysqldumpの使い方|基礎から実例まで詳しく解説
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復元時には、以下を使用してください。

mysql -u [username] -p < backup.sql

MySQL8のエラーコードと破壊的変更点

こちらでは、MySQL8での主なエラーコードや破壊的変更について見ていきましょう。

これらの知識を持っておくことで、トラブル時の対処が迅速になります。

  • 「NO_REFERENCED_ROW」エラーコードの挙動
  • 「ROW_IS_REFERENCED」エラーコードの挙動
  • 破壊的変更の影響を受ける条件

「NO_REFERENCED_ROW」エラーコードの挙動

このエラーは、外部キー制約に違反した場合に発生します。

例えば、親テーブルに存在しないIDを子テーブルに挿入しようとする場合などです。

以下のようなコードで、親テーブルにID 100が存在しない場合にこのエラーが出ます。

INSERT INTO child_table (parent_id) VALUES (100);

「ROW_IS_REFERENCED」エラーコードの挙動

このエラーは、あるレコードの削除時に、そのレコードが別テーブル(子テーブル)から参照されている場合に起こるもの。

子テーブルにID 100を参照するレコードが存在するとこのエラーが出ます。

DELETE FROM parent_table WHERE id = 100;

破壊的変更の影響を受ける条件

MySQL8の破壊的変更とは、既存の機能が変更されたり、廃止されたりした結果、互換性が失われる変更を指します。

例えば、古い関数名が変更されたり、特定のコマンドや構文がサポートされなくなった場合などです。

アップグレード前にこれらの変更点を確認し、必要な修正をおこないましょう。

MySQL8とほかのデータベースとの比較

こちらでは、MySQL8とほかのデータベースシステムやバージョンとの比較をおこないます。

適切なデータベースシステムを選択することで、目的に応じた効果的なデータ管理が可能です。

  • MySQL8とほかのバージョンとの主な違い
  • MySQL8とほかのデータベースシステムとの比較

MySQL8と他のバージョンとの主な違い

MySQL8は、前バージョンのMySQL5.7に比べて、文字セットのデフォルト変更や新しいJSON関数のサポートなどの大きな違いがあります。

具体的なコードの差分として、MySQL8ではJSON_TABLEという新しい関数が使用できるようになりました。

SELECT * FROM JSON_TABLE('{"a": 1, "b": 2}', '$' COLUMNS(a INT PATH '$.a', b INT PATH '$.b')) AS jt;

MySQL8と他のデータベースシステムとの比較

MySQL8は、PostgreSQLやMariaDBなどのほかのデータベースシステムと比較しても、一貫したパフォーマンスと強固なセキュリティを提供します。

例として、MySQL8のJSON_TABLE関数とPostgreSQLのjson_populate_record関数は、異なる方法でJSONデータを扱うため、使用シーンに応じて適切なデータベースを選択することが重要です。

実践的なMySQL8の使い方とセキュリティ強化機能

こちらでは、MySQL8を実際に使用する際の技術的なヒントや、セキュリティを強化する機能について詳しく解説します。

  • データの操作やSQL文の基本文法
  • セキュリティ機能の解説と設定方法

データの操作やSQL文の基本文法

MySQL8では、データの操作を行う基本的なSQL文の構文が提供されています。

例として、新しいデータを追加する際のSQLは以下のとおりです。

INSERT INTO table_name (column1, column2) VALUES (value1, value2);

セキュリティ機能の解説と設定方法

MySQL8は、セキュリティの強化が図られています。

例えばパスワードのポリシー強化やデータの暗号化機能が追加されています。

具体的には、以下のコマンドで、特定のユーザーの接続をSSLを必須にすることが可能です。

ALTER USER 'username'@'localhost' REQUIRE SSL;

まとめ

当記事では、MySQL8の基本的な使い方についてご覧頂きました。

MySQL8は、強化されたセキュリティ、新機能、パフォーマンスの向上など、多岐にわたる進化を遂げています。

例えば、新しいJSON関数やウィンドウ関数は、より複雑なデータ操作をシンプルにおこなえる点が魅力です。

MySQL8を実際に使用する際には、まず公式ドキュメントやチュートリアルを参照し、新機能や変更点をしっかりと把握することが重要。

定期的なバックアップやセキュリティの設定更新を忘れずにおこなうことで、データの安全性を保つことができます。

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