(最終更新月:2023年8月)
✔当記事は、次のような方々にピッタリです
「GitLabってどのように使えばいいの?」
「GitLabの使い方や活用方法を学びたい」
「実際にGitLabを使った具体例を見て理解したい」
✔当記事を通じてお伝えする内容
- GitLabの基本的な使い方
- GitLabの具体的な操作方法とその活用方法
- GitLabを活用した実例
当記事では、GitLabの基本的な操作からその詳細な活用方法まで、具体例を通じて詳盡に説明しています。
最後まで一緒に学んでいきましょう。
初めてのGitLab:始め方ガイド
こちらでは、「GitLabの始め方」についてお伝えしていきます。
- GitLabとは?
- 初めてのGitLab:利用開始方法
- GitLab日本語版の使い方:日本語化とドキュメント
- GitLab:完全なDevOpsプラットフォームとは?
GitLabとは?
GitLabは、オープンソースのソフトウェア開発プラットフォームで、ソフトウェアのライフサイクル全体を一元管理が可能です。
コードの作成からテスト、デプロイ、モニタリングまで一貫しておこなえます。
開発者やチームは、プロジェクトの各フェーズをスムーズに移行し、効率的な進行が可能です。
初めてのGitLab:利用開始方法
GitLabの利用開始は非常に簡単です。
- 公式ウェブサイトから登録する
- メールに送られてくる認証リンクをクリック
- アカウントを作成
その後、プロジェクトを作成し、リポジトリにコードをプッシュすることで、GitLabの基本的な機能を利用できます。
GitLab日本語版の使い方:日本語化とドキュメント
GitLabは全世界で利用されており、日本語をはじめとする多くの言語に対応しています。
言語設定は、個々のユーザープロフィールから簡単に変更可能です。
日本語による公式ドキュメントも提供されており、初めての方でもわかりやすい解説によりGitLabを利用できます。
GitLab:完全なDevOpsプラットフォームとは?
GitLabは「完全なDevOpsプラットフォーム」を提供しています。
DevOps(Development and Operations)の主な目的は、開発と運用のチーム間のコラボレーションと効率を高め、ソフトウェアの開発からリリース、運用、監視に至るプロセスを迅速化することです。
これは、ソフトウェア開発の全プロセスを一つのプラットフォーム上で統一的に管理できるという意味です。
開発ライフサイクルの全てのフェーズを一貫してカバーしています。
- プロジェクトの管理
- コードレビュー
- テスト
- デプロイ
- モニタリング
- セキュリティ
GitLabとDevSecOpsプラットフォーム
こちらでは、「GitLabとDevSecOpsプラットフォーム」についてお伝えしていきます。
- なぜGitLabは最も包括的なAI搭載DevSecOpsプラットフォームなのか
- DevSecOpsプラットフォームとしてのGitLabの利点
- GitLabユーザーレポート:具体的な活用事例
なぜGitLabは最も包括的なAI搭載DevSecOpsプラットフォームなのか
GitLabはAI技術を統合し、開発プロセスを自動化することで効率的なDevSecOpsを提供します。
DevSecOps(Development, Security, and Operations)は、開発(Dev)やセキュリティ(Sec)、および運用(Ops)の統合を指す用語。ソフトウェア開発ライフサイクル全体にわたってセキュリティを組み込むアプローチです。
例えば、AIによる自動コードレビュー機能は、ソースコードに対する分析を自動化し、バグやセキュリティの脆弱性を早期に検出します。
また、パイプラインの最適化にもAIが利用され、以下のコマンドでAIによる自動化が可能です。
gitlab-runner exec docker test
これにより、DevOpsのプロセスがよりスムーズで効率的になります。
DevSecOpsプラットフォームとしてのGitLabの利点
GitLabは開発とセキュリティ、運用が一体化したDevSecOpsプラットフォームとしての強みを持っています。
特に、ひとつのツールで全てをカバーすることで、ツール間のインテグレーションによる手間や複雑さを減らせます。
また自動化されたセキュリティチェックにより、次のコマンドでプロジェクトのセキュリティスキャンをおこなえます。
gitlab-runner exec docker security-check
これにより、開発初期段階からセキュリティを確保することが可能となります。
GitLabユーザーレポート:具体的な活用事例
多くの企業がGitLabを活用してDevSecOpsを実現しています。
例としては、GitLabのCI/CDパイプラインを利用してリリースサイクルを大幅に短縮する、などです。
以下のようなYAMLファイルを.gitlab-ci.ymlとしてプロジェクトのルートディレクトリに配置することで、自動的にビルド、テスト、デプロイがおこなわれます。
stages:
- build
- test
- deploy
build:
stage: build
script: echo "Building the app"
test:
stage: test
script: echo "Testing the app"
deploy:
stage: deploy
script: echo "Deploying the app"
これによりデプロイ時間を半減させ、市場投入までの時間を大幅に短縮することが可能です。
DevSecOpsとは?:GitLabを中心に説明
こちらでは、「DevSecOps」について、GitLabを中心にお伝えしていきます。
- DevSecOpsの存在意義
- GitLabによるデジタルトランスフォーメーションの加速
- ソフトウェアを迅速に提供:GitLabを活用した効率的なデベロップメント
- DevSecOpsにおけるコンプライアンスとセキュリティ
- コラボレーションと可視性の向上:GitLabの強み
DevSecOpsの存在意義
DevSecOpsは、以下の3つを統合したアプローチです。
- 開発(Dev)
- セキュリティ(Sec)
- 運用(Ops)
開発フェーズからセキュリティを組み込むことで、より迅速で効率的なソフトウェア開発が可能です。
GitLabでは以下のコマンドで簡単にセキュリティチェックを自動化できます。
gitlab-runner exec docker security-check
これにより、DevSecOpsは品質とセキュリティを保ちながら高速なソフトウェアデリバリーを可能にします。
GitLabによるデジタルトランスフォーメーションの加速
デジタルトランスフォーメーションは、企業がデジタル技術を活用して業務プロセスを変革する試みのことです。
GitLabは一元化されたDevSecOpsプラットフォームとして、デジタルトランスフォーメーションを加速させる役割を担えます。
例えば、GitLabのCI/CD機能は以下のようなYAMLファイルで設定することで、自動的なビルド、テスト、デプロイを実現します。
stages:
- build
- test
- deploy
build:
stage: build
script: echo "Building the app"
test:
stage: test
script: echo "Testing the app"
deploy:
stage: deploy
script: echo "Deploying the app"
これにより、開発チームは一貫性のあるプロセスを維持しつつ、新しい機能や修正を迅速にリリースできます。
ソフトウェアを迅速に提供:GitLabを活用した効率的なデベロップメント
GitLabのDevSecOpsプラットフォームは、各フェーズでのコラボレーションを強化し、ソフトウェアをより迅速に提供します。
GitLabのIssue Board機能で、チームは以下のコマンドでIssueを作成し、その後の開発プロセスを効率的に管理できるのです。
git issue create -m "Issue title" -m "Issue description"
これにより、開発チームは一貫性のあるビジョンを維持しつつ、ソフトウェアの品質と速度を向上させることができます。
DevSecOpsにおけるコンプライアンスとセキュリティ
GitLabには、セキュリティとコンプライアンスの要件を満たすための機能が備わっています。
例えばコードのセキュリティ脆弱性を早期に検出できるものなどです。
次のコマンドでSAST(Static Application Security Testing)を実行してみましょう。
gitlab-runner exec docker sast
開発者は安全なコードを書くことに専念しつつ、運用チームは必要なコンプライアンス要件を満たせます。
コラボレーションと可視性の向上:GitLabの強み
GitLabは、チーム間のコラボレーションを強化し、プロジェクトの可視性を向上します。
GitLabでは、各タスクの進行状況を以下のコマンドで確認でき、これにより、全体の進行状況が一目でわかります。
gitlab project issue-board list
GitLabは全体の開発プロセスをより透明化し、各チームが効率的に作業を進められるようにします。
GitLabを更に活用するためのリソース
こちらでは、GitLabを更に活用するためのリソースをご紹介します。
GitLabを使うのが初めてという方はぜひご覧ください。
- 初心者向け:GitLabの基本操作
- CI/CDとは?:GitLabの特徴
- DevSecOpsレポート:最新のトレンドとGitLab
- AI/MLとDevSecOps:GitLabの活用方法
- AWSでGitLabを使うメリット
- 新機能:GitLab 16.1のナビゲーション
初心者向け:GitLabの基本操作
GitLabのDevOpsガイドでは、初心者でも容易にDevOpsの基本概念を理解し、GitLabを活用する方法を学べます。
リポジトリのクローンからプルリクエストの作成まで、基本的な操作は以下のコマンドです。
git clone https://gitlab.example.com/your-username/your-project.git
cd your-project
# make some changes
git add .
git commit -m "My changes"
git push origin master
DevOpsの世界に新たに飛び込んだ開発者も、GitLabを通じてスムーズにDevOpsを体験できます。
CI/CDとは?:GitLabの特徴
開発の効率と品質を向上させる手法として、以下の2つをご紹介します。
- CI(Continuous Integration:継続的インテグレーション)
- CD(Continuous Delivery/Deployment:継続的デリバリー/デプロイメント)
GitLabでは、以下のような.gitlab-ci.yml
ファイルを用いてCI/CDパイプラインを設定可能です
stages:
- build
- test
- deploy
build:
stage: build
script: echo "Building the app"
test:
stage: test
script: echo "Testing the app"
deploy:
stage: deploy
script: echo "Deploying the app"
コードのビルドから、テスト、デプロイの一連の流れが自動化され、開発速度と品質が向上します。
DevSecOpsレポート:最新のトレンドとGitLab
GitLabのDevSecOpsレポートでは、最新のDevSecOpsのトレンドを追い、それをどのようにGitLabで活用できるかを解説しています。
また次のようにgitlab-runner
コマンドを使用して、自分のプロジェクトに最新のセキュリティテストを適用することも可能です。
gitlab-runner exec docker security-check
最新のセキュリティトレンドを自分のプロジェクトに適用し、その効果を確認できます。
AI/MLとDevSecOps:GitLabの活用方法
AI(Artificial Intelligence:人工知能)とML(Machine Learning:機械学習)は、ソフトウェア開発と運用の自動化における最前線で活躍しています。
GitLabでは、以下のコマンドでMLモデルのトレーニングとテストを行うCI/CDパイプラインを設定できます。
train_model:
stage: train
script: python train_model.py
test_model:
stage: test
script: python test_model.py
これにより、AI/MLを活用したDevSecOpsのプロセスを体験し、自動化による生産性の向上を実現できます。
AWSでGitLabを使うメリット
世界最大級のクラウドサービスプラットフォーム「AWS(Amazon Web Services)」上で、GitLabを利用することで、さらなるスケーラビリティと柔軟性が得られます。
AWSのEC2インスタンス上にGitLabをセットアップするためのコマンド例は以下の通りです。
aws ec2 run-instances --image-id ami-abc12345 --count 1 --instance-type t2.micro --key-name MyKeyPair --security-group-ids sg-903004f8 --subnet-id subnet-6e7f829e
AWSのリソースを活用しながら、GitLabを使ったDevSecOpsプロセスを続けることができます。
新機能:GitLab 16.1のナビゲーション
GitLab 16.1では、数々の新機能と改善が導入されています。
これらの新機能を試すためには、GitLabのバージョンを最新に保つことが重要です。
次のコマンドでGitLabのバージョンを更新できます。
sudo apt-get update && sudo apt-get upgrade gitlab-ee
常に最新の機能を活用して開発プロセスを最適化が可能です。
GitLab体験:GitLabを使ってみよう
こちらでは、「GitLab体験」についてお伝えしていきます。
実際にGitLabを使ってみることで、その強力な機能と使いやすさを体感いただけます。
- GitLabの登録とセットアップ
- プロジェクトの作成と管理
- チームとのコラボレーション
GitLabの登録とセットアップ
GitLabは簡単に登録し、すぐに使用開始することが可能です。
以下のコマンドでGitLabをインストールし、初期設定を行うことができます。
sudo apt-get update
sudo apt-get install -y curl openssh-server ca-certificates
curl https://packages.gitlab.com/install/repositories/gitlab/gitlab-ee/script.deb.sh | sudo bash
sudo EXTERNAL_URL="http://gitlab.example.com" apt-get install gitlab-ee
これにより、あなた自身のGitLabの旅が始まります。
プロジェクトの作成と管理
GitLabでは、シンプルなコマンドで新たなプロジェクトを作成し、管理が可能。
まず、以下のコマンドで新たなリポジトリをローカルに作成します。
git init
次に、GitLabのウェブUIで新しいプロジェクトを作成します。
その後、以下のコマンドで新たに作成したリポジトリをGitLabのプロジェクトに関連付けます。
git remote add origin https://gitlab.example.com/your-username/your-project.git
新たなプロジェクトをGitLabで管理できます。
チームとのコラボレーション
GitLabはチーム開発を強力にサポートします。
たとえば、以下のコマンドを使用して、ほかのユーザーと共有するブランチを作成できます。
git checkout -b feature_branch
git push -u origin feature_branch
このブランチはチームメイトと共有され、共同でコードを開発することが可能です。
さらに、GitLabのMerge Request機能を用いてコードのレビューと統合をおこなえます。
まとめ
当記事では、GitLabについて学習してきました。
これを機にGitLabを始めてみてはいかがでしょうか。
GitLabはコードの作成からデプロイまで、全てを1つのプラットフォームで行える強力なDevSecOpsツールです。
あなたの開発プロセスを劇的に効率化し、高品質なソフトウェアの提供を支援します。