（最終更新月：2023年10月）
✔当記事が対象とする方々
「MySQLのIFNULLが何をするのか詳しく知りたい」
「MySQLにおけるIFNULLの適切な使用方法を覚えたい」
「MySQLのIFNULLを活用した事例を見て理解したい」
✔当記事で解説する内容
- MySQLにおけるIFNULLの基本概念
- IFNULLの記述法とその応用
- IFNULLを用いた実際の事例
当記事では、MySQLにおけるIFNULLの基本から応用まで、具体的な例を交えて詳細に解説します。
始めから最後まで読んで、MySQLのIFNULLをしっかりと理解し、うまく使えるようになりましょう。
筆者プロフィール
【現職】プロダクトマネージャー
【副業】ブログ（月間20万PV）/YouTube/Web・アプリ制作
「プログラミング × ライティング × 営業」の経験を活かし、30後半からのIT系職へシフト。現在はプロダクトマネージャーとして、さまざまな関係者の間に入り奮闘してます。当サイトでは、実際に手を動かせるWebアプリの開発を通じて、プログラミングはもちろん、IT職に必要な情報を提供していきます。
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IFNULL関数とは？
こちらでは、MySQLのIFNULL関数について見ていきましょう。
IFNULL関数を理解し、適切に使用することで、データベース操作の幅が広がり、より効率的なデータ処理が可能になります。
- IFNULLの基本
- IFNULLの使い方と例
IFNULLの基本
IFNULL関数は、指定されたカラムや値がNULLの場合に、別の指定した値に置き換えるための関数です。
この関数は以下のような構文となります。
IFNULL(expression1, expression2);この関数はexpression1がNULLの場合、expression2の値を返します。
NULLでない場合は、expression1の値をそのまま返すものです。
IFNULLの使い方と例
具体的な使用例として、以下のようなSQLクエリを考えます。
SELECT name, IFNULL(age, '不明') as age FROM users;上記のクエリは、usersテーブルのnameとageカラムを選択するもの。
もしageカラムの値がNULLの場合、’不明’という値で置き換えられます。
CASEステートメント：手を動かして学ぼう
こちらでは、MySQLのCASEステートメントを手を動かしながら学んでいきましょう。
CASEステートメントを使うことで、さまざまな条件に基づいて値を選択でき、データベースの柔軟性が向上します。
- 準備工程
- テーブル作成の基本
- IFNULLを使ったNULL値の置き換え
- NULL値を一括で置き換える方法
準備工程
学習を開始する前に、いくつかの準備が必要です。
それらの準備手順を以下に示します。
- MySQLの設定
- データベースの制作
MySQLの設定
MySQLがまだインストールされていない場合は、公式サイトからダウンロードしてインストールしてください。
インストール後、MySQLサーバーを起動し、以下のコマンドを使用してMySQLにログインします。
mysql -u root -pデータベースの制作
次に、新しいデータベースを作成します。
以下のSQLコマンドを実行して、sample_dbという名前のデータベースを作成しましょう。
CREATE DATABASE sample_db;
USE sample_db;テーブル作成の基本
以下のSQLコマンドを使用して、usersという名前のテーブルを作成します。
CREATE TABLE users (
id INT AUTO_INCREMENT PRIMARY KEY,
name VARCHAR(255),
age INT
);IFNULLを使ったNULL値の置き換え
usersテーブルには、年齢が不明なレコードがいくつか存在するかもしれません。
そのようなレコードの年齢を”不明”という文字列で置き換えるために、IFNULL関数を使用しましょう。
SELECT name, IFNULL(age, '不明') as age FROM users;NULL値を一括で置き換える方法
大量のデータから一括でNULL値を置き換える場合、UPDATEステートメントとIFNULL関数を組み合わせましょう。
例として、usersテーブルのageカラムのNULL値を0に一括変換するクエリは以下のとおりです。
UPDATE users SET age = IFNULL(age, 0);ageカラムのNULL値が全て0に置き換えられます。
COALESCE関数の使い方
COALESCE関数も、IFNULL関数と同様にNULL値を扱うための関数です。
COALESCEは複数の引数を取り、最初のNULLでない値を返す特性を持ちます。
SELECT COALESCE(NULL, NULL, 'third_value', 'fourth_value');このクエリでは、3つ目の'third_value'を結果として返します。
これは、最初の2つの値がNULLであり、'third_value'が最初のNULLでない値であるためです。
まとめ
当記事では、IFNULL関数について見てきました。
これらの関数を使用することで、NULL値を持つデータの操作や分析がより簡単で効果的になります。
実際の業務やプロジェクトでのデータベース操作において、これらの知識を活用して、より質の高いデータ処理をおこなってください。