(最終更新月:2023年4月)
✓当記事はこのような方に向けて書かれています
「wcコマンドで何ができるのだろうか?」
「wcコマンドで行数や文字数をカウントしたい」
「wcコマンドのオプションについて知りたい」
✓当記事では以下をお伝えします
- wcコマンドの基本的な使い方とオプション
- wcコマンドで取得できるファイルの情報
- wcコマンドを活用する上での注意点
当記事では、wcコマンドの基本についてはもちろん、初心者にもわかりやすく使い方について詳しく解説しています。
当コマンドのオプションや使い方をより深く理解したい方は、ぜひ最後までご覧ください。
wcコマンドで知っておくべき基礎知識
wcコマンドでしておくべきことについてみていきましょう。
まずは基本を押さえたうえでオプションの使い方へ進めば理解も深まります。
- wcコマンドとは?
- wcコマンドの基本構文
- wcコマンドの活用例
- wcコマンドで文字数を数える方法
- wcコマンドで単語数を数える方法
wcコマンドとは?
wc コマンドは、リンクされたファイルまたは標準入力からテキストを読み取って以下の結果を出力できるコマンドです。
- 行数
- 単語数
- 文字数
- バイト数
重なるアップデートにより、さまざまな機能が追加されてきたのです。
複数のファイルを同時に処理することもでき、ファイルサイズなども確認できる優れもの。
wcコマンドを知れば作業効率が間違いなく上がるでしょう。
wcコマンドの基本構文
wc コマンドの基本構文は、以下のとおり。
wc [オプション] [ファイル名]
オプションを使うことで、何を出力したいかを指定できます。
例としては以下のとおり。
$ wc itctokyo.txt
1 19 729 itctokyo.txt
wcコマンドの活用例とその解説
以下は、wc コマンドを使用してファイルの行数、単語数、およびバイト数を表示する方法の例です。
$ wc itctokyo.txt
1 19 729 itctokyo.txt
これにより、1 行、19単語、179バイトの出力が得られます。
また、以下のコマンドを実行すると、複数のファイルの合計を出力できます。
$ wc -lwc itc.txt itctokyo.txt
20 172 868 itc.txt
1 19 729 itctokyo.txt
21 191 1597 total
wcコマンドで文字数を数える方法
-mコマンドを使えば文字数を数えられます。
$ wc -m itctokyo.txt
305 itctokyo.txt
wcコマンドで単語数を数える方法
単語数を数える方法はこちら。
wc -w itctokyo.txt
19 itctokyo.txt
-wオプションを使いましょう。
wcコマンドのオプション一覧
wcコマンドのオプションについて解説していきます。
それぞれを理解すればより応用した使い方ができるようになるのです。
- バイト数を数える:-c
- 文字数を数える:-m
- 単語数を数える:-w
- 行数を数える:-l
バイト数を数える:-c
-cオプションは、ファイル内のバイト数を数えます。
使い方は以下のとおり。
wc -c itctokyo.txt
729 itctokyo.txt
文字数を数える:-m
文字数を数えたい時は-mコマンドです。
以下のように表示されます。
wc -m itctokyo.txt
305 itctokyo.txt
単語数を数える:-w
-wオプションは、ファイル内の単語数を数えます。
単語が分かれている英語などでは活用する機会も多いでしょう。
wc -w itctokyo.txt
19 itctokyo.txt
行数を数える:-l
-lコマンドでは、行数を数えられます。
どんなに長くても開業をしてなければ以下のように一行で表示されることを知っておきましょう。
wc -l itctokyo.txt
1 itctokyo.txt
その他のオプション
また、以下のオプションも知っておくと便利です。
- -help:wcの使用方法を表示
- -version:wcのバージョン情報を表示
まとめ:wcコマンドでファイル情報を出力しよう
当記事の内容をまとめます。
- wcコマンドはファイル内や文字列についてその情報を知りたい時に使えます
- wcコマンドにより、文字数や行数をカウントできる
- wcコマンドを使うならオプションとセットで使おう
wcコマンドでは、文字列やファイル内の情報を取得できます。
いちいち数えたりしなくてもできるので、とても便利です。
ぜひ活用して、作業効率を上げましょう。