【必読】便利なxargsコマンドの使い方を実例付きで丁寧に解説

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(最終更新月:2023年5月)

✔このような方へ向けて書かれた記事となります

「xargsってどうやって使うの?」

「xargsではどんなことができるのだろうか?」

「xargsの具体的な使用例が見てみたい」

✔当記事を通じてお伝えすること

  • xargsコマンドとは?
  • xargsコマンドの基本・書き方
  • xargsコマンドの具体例

当記事では、xargsコマンドの基本はもちろん、その使い方や具体例まで丁寧に解説しています。

ぜひ最後までご覧ください。

筆者プロフィール

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【現職】プロジェクトマネージャー/SE(元外資系金融機関営業)

【副業】ブログ(月間15万PV)/YouTube/Web・アプリ制作

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xargsコマンドの基本

xargsコマンドについての基本を見ていきましょう。

応用した使い方を覚えるためにも、基本がとても大切です。

  • xargsコマンドとは?
  • xargsコマンドで解決できる問題
  • 基本構文の解説
  • よく使われるオプション
  • コマンドラインでの利用例

xargsコマンドとは?

xargsコマンドは、標準入力から受け取ったデータを、ほかのコマンドの引数として渡すもの。

これにより、大量のファイルやディレクトリに対して、一括して操作ができるようになります。

xargsコマンドで解決できる問題

xargsコマンドは、他コマンドで引数の数や長さに制限がある場合に活用されます。

例えば、ファイルの検索結果を一括で削除したい場合、xargsコマンドを使用することで容易に実現できます。

また、並列処理を行うことで、処理速度を向上させることも可能です。

xargsコマンドの基本構文

xargsの基本構文は以下の通りです。

xargs [オプション] [コマンド]

標準入力からデータを受け取り、指定されたコマンドに引数として渡します。

xargsでよく使われるオプション

xargsコマンドの主なオプションは以下のとおり。

  • -Iオプション
  • -Lオプション
  • -Pオプション
  • -0オプション

オプションの一覧については後述しています。

-Iオプション

-Iオプションは、入力データをプレースホルダとして指定し、コマンドライン内で使用します。

find . -name "*.txt" | xargs -I {} mv {} /tmp

こちらでは、すべてのテキストファイル(「.txt」)が、/tmpに移動されます。

-Lオプション

-Lオプションは、入力データを指定した行数ごとに分割し、それぞれのまとまりを引数に渡します。

cat file_list.txt | xargs -L 10 grep "keyword"

-Pオプション

-Pオプションは、指定した数のプロセスを並列して実行します。

find . -name "*.txt" | xargs -P 4 -I {} mv {} /tmp

-0オプション

-0オプションは、入力データをヌル文字(‘\0’)で区切ることで、ファイル名に空白や特殊文字が含まれている場合に対応します。

find . -name "*.txt" -print0 | xargs -0 grep "keyword"

コマンドラインでの利用例

$ find . -name "*.txt" | xargs grep "example"

上記のコマンドは、カレントディレクトリ以下の全ての .txt ファイルを検索し、それらの中に “example” という文字列が含まれるファイルを探します。

xargsコマンドのオプション一覧

xargsコマンドのオプション一覧です。

それぞれの具体例も載ってますので、参考に使ってみましょう。

オプション名説明
-Iプレースホルダを指定して置換するfind . -name “*.txt” | xargs -I {} cp {} backup/
-L一度に処理する引数の数を指定するfind . -name “*.txt” | xargs -L 1 cp {} backup/
-P並列処理の数を指定するfind . -name “*.txt” | xargs -P 4 -I {} cp {} backup/
-0入力アイテムをヌル文字で区切るfind . -name “*.txt” -print0 | xargs -0 rm
-a入力ファイルを指定するxargs -a input.txt rm
-d入力アイテムの区切り文字を指定するecho “file1.txt:file2.txt:file3.txt” | xargs -d: rm
-E指定した文字列が現れたら処理を終了するfind . -name “*.txt” -print | xargs -E “STOP” rm
-i-Iオプションと同じ(非推奨)find . -name “*.txt” | xargs -i cp {} backup/
-l-Lオプションと同じ(非推奨)find . -name “*.txt” | xargs -l 1 cp {} backup/
-n一度に実行するコマンドラインの最大引数数を指定するfind . -name “*.txt” | xargs -n 2 cp {} backup/
-p各コマンドラインを実行前に表示し、確認を求めるfind . -name “*.txt” | xargs -p rm
-r入力がない場合、コマンドを実行しないfind . -name “*.bak” | xargs -r rm
-sコマンドラインの最大文字数を指定するfind . -name “*.txt” | xargs -s 100 cp {} backup/
-t実行するコマンドを標準エラー出力に表示するfind . -name “*.txt” | xargs -t rm
-xコマンドラインが最大サイズを超えた場合、処理を終了するfind . -name “*.txt” | xargs -x -s 100 cp {} backup/

xargsコマンドを使った実践的な例

xargsコマンドを使った実践例をご覧いただきます。

より具体的なものを見れば、すぐに使いこなせるようになるでしょう。

  • ファイル検索と一括操作
  • シェルスクリプトでの利用
  • 並列処理をおこな

ファイル検索と一括操作

$ find . -name "*.bak" | xargs rm

このコマンドは、カレントディレクトリ以下の全ての .bak ファイルを検索し、一括で削除します。

シェルスクリプトでの利用

#!/bin/sh
find . -name "*.txt" | xargs -I {} sh -c 'echo "Processing {}"; grep "example" {}'

このシェルスクリプトは、以下のことをおこないます。

  • カレントディレクトリ以下の全ての .txt ファイルを検索
  • それぞれのファイルに対して “Processing” というメッセージを出力
  • “example” という文字列が含まれる行を表示

並列処理をおこなう

$ find . -name "*.txt" | xargs -P 4 -I {} grep "example" {}

このコマンドでは、以下のことをおこなっています。

  • カレントディレクトリ以下の全ての .txt ファイルを検索
  • 4つのプロセスを並列実行して “example” という文字列が含まれる行を表示

xargsコマンドの注意点とトラブルシューティング

xargsコマンドを使用するにあたっての注意点をご紹介します。

事前に理解しておけば、トラブルとなる回数が少なくなるでしょう。

  • 引数の長さ制限
  • ファイル名に空白や特殊文字が含まれる場合の対処法
  • エラー時の挙動
  • トラブルシューティングの例

引数の長さ制限

xargsコマンドは、引数の長さに制限があります。

この制限を超えると、エラーが発生します。

この問題を回避するために、-Lオプションを使って引数を分割しましょう。

ファイル名に空白や特殊文字が含まれる場合の対処法

xargsコマンドはデフォルトで空白で引数を区切ります。

もしファイル名に空白や特殊文字が含まれる場合は、-0オプションを使ってnullで区切ることで対処できます。

エラー時の挙動

xargsコマンドは、エラーが発生した場合、デフォルトで処理を続行します。

エラーが発生した場合に処理を停止させたい場合は、-iオプションを使ってエラーが発生した時点で処理を終了させてください。

トラブルシューティングの例

エラーメッセージが表示された場合、次の方法で対処できます。

  1. エラーメッセージを確認し、原因を特定
  2. 引数の長さ制限に達している場合、-Lオプションを使用して引数を分割
  3. ファイル名に空白や特殊文字が含まれている場合、-0オプションとfindコマンドの-print0オプションを使用
  4. 必要に応じて、他のオプションを使用してエラーを回避

xargsコマンドを使いこなすためのヒント

xargsコマンドを使いこなすためのコツやヒントを共有します。

これから使う方は参考にしてください。

  • xargsコマンドと他のコマンドとの連携
  • 独自のオプションを作成する
  • 効率的なコマンドの組み立て方法

xargsコマンドと他のコマンドとの連携

xargsコマンドは、findやgrepなどのコマンドと連携して、より強力な処理を実現できます。

これにより、一連の操作を効率的に実行できるのです。

独自のオプションを作成する

xargsコマンドは、独自のオプションを作成して、特定のタスクに対して柔軟に対応できます。

例えば、-Iオプションを使ってプレースホルダを設定することで、コマンドライン内で入力データを活用する方法などです。

効率的なコマンドの組み立て方法

xargsコマンドを使いこなすためには、効率的なコマンドの組み立て方を習得することが重要です。

まず、目的を明確にし、適切なオプションを選択し、他のコマンドと連携させることで、効果的な処理を実現できます。

xargsコマンドの代替コマンド紹介

xargsコマンドにも替えとなるコマンドが存在します。

折角xargsを覚えたのであれば、近しいものを一緒に学んでみましょう。

  • 代替コマンドの一覧
  • 各コマンドの利用シーンとメリット・デメリット

代替コマンドの一覧

xargsコマンドに代わるコマンドとして、以下のようなものがあります。

  • GNU parallel
  • findコマンドの-execオプション

各コマンドの利用シーンとメリット・デメリット

GNU parallelは、xargsのように標準入力からデータを受け取り、並列処理を行うコマンドです。

xargsよりも高機能で、より高度な並列処理が可能ですが、インストールが必要であるため、利用できる環境が限られることがデメリットです。

findコマンドの-execオプションは、ファイル検索結果に対して直接コマンドを実行できます。

xargsを使わずに処理ができることがメリットですが、並列処理ができないため、処理速度が遅くなることがデメリットです。

よくある質問(FAQ)

xargsコマンドに関する初心者から上級者までの疑問や質問をまとめました。

  • xargsコマンドの基本的な使い方は?
  • 引数の長さ制限に達した場合、どのように対処すべきか?
  • ファイル名に空白や特殊文字が含まれる場合の対処法は?
  • xargsコマンドで並列処理を行いたい場合、どのように実行すべきか?

xargsコマンドの基本的な使い方は?

xargsコマンドは、標準入力からデータを受け取り、そのデータを引数として他のコマンドに渡して実行するためのコマンドです。

基本的な使い方は以下のようになります。

echo "file1.txt file2.txt file3.txt" | xargs rm

引数の長さ制限に達した場合、どのように対処すべきか?

引数の長さ制限に達した場合、xargsコマンドの-Lオプションを使って一度に処理する引数の数を制限できます。

例えば、次のコマンドは一度に1つの引数を処理します。

find . -name "*.txt" | xargs -L 1 rm

ファイル名に空白や特殊文字が含まれる場合の対処法は?

ファイル名に空白や特殊文字が含まれる場合、xargsの-0オプションと、findコマンドの-print0オプションを使って、ファイル名をnullで区切ります。

find . -name "*.txt" -print0 | xargs -0 rm

xargsコマンドで並列処理を行いたい場合、どのように実行すべきか?

xargsの-Pオプションを使って、並列処理を行いたいプロセス数を指定できます。

例えば、次のコマンドは4つのプロセスで並列処理を行います。

find . -name "*.txt" | xargs -P 4 -I {} cp {} backup/

まとめ

xargsコマンドは、他のコマンドの引数制限を解決し、一括操作や並列処理を実現できるもの。

これにより、効率的なコマンドライン操作が可能となります。

xargsコマンドを習得することで、さらに効率的なコマンドライン操作ができるようになります。

さらに、他のコマンドとの連携や、代替コマンドの利用にも取り組むことで、柔軟な対応が可能になります。

今後も継続的に学習し、コマンドラインのスキルを向上させていきましょう。

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