【完全マスター】SQLで日付けを扱う基本から実例までを徹底解説

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(最終更新日:2023年6月)

✔以下の疑問をお持ちの方へ向けた記事です

「SQLで日付データをどのように扱うのだろうか?」
「SQLの日付データの書き方を学びたい」
「SQLの日付データの具体的な使用例を見て理解したい」

✔この記事を読むことで得られる知識

  • SQLでの日付データの基本的な扱い方
  • 日付データの応用法
  • SQLでの日付データを用いた具体的な使用例

この記事では、SQLでの日付データの基本的な扱い方から、その応用法まで、具体的な例を交えて詳細に説明します。

また、日付データのフォーマット変更や日付計算など、より実践的な内容も含めて紹介します。

ぜひ最後までお読みください。

筆者プロフィール

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【現職】プロダクトマネージャー

【副業】ブログ(月間17万PV)/YouTube/Web・アプリ制作

「プログラミング × ライティング × 営業」の経験を活かし、30後半からのIT系職へシフト。当サイトでは、実際に手を動かせるWebアプリの開発を通じて、プログラミングはもちろん、IT職に必要な情報を提供していきます。

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SQLと日付型についての基本情報

こちらでは、SQLと日付型についての基本情報についてお伝えします。

日付型を覚えることで、SQLでできることの幅が広がるでしょう。

  • SQLの日付型の概要
  • 日付型のデータの入力と出力
  • 日付データのフォーマット

SQLの日付型の概要

SQLには、日付と時間を扱うためのデータ型が存在します。

  • DATE:日付けのみ
  • TIME:時間のみ
  • DATETIME:日付けと時間

例えば、DATE型のデータは’2023-05-18’のように表現されます。

見た目は文字列のようでも、実際は文字列ではないので注意しよう!

日付型のデータの入力と出力

日付型のデータをSQLに入力する際には、’YYYY-MM-DD’または’YYYY-MM-DD HH:MM:SS’といった形式を使います。

これはSQLが日付と時間を解釈する標準的な方法です。

一方、データを出力する際には、そのデータベースシステムの設定や、利用しているSQLの関数によって、形式が変わることがあります。

日付データのフォーマット

SQLでは、DATE_FORMAT関数を使うことで、日付データの表示形式を変更できます。

SELECT DATE_FORMAT(date_column, '%Y年 %m月 %d日') AS formatted_date
FROM your_table;

このような機能を使うことで、ユーザーが理解しやすい形式で日付データを表示することが可能になります。

SQLでの日付比較

SQLを用いた日付の比較方法について詳しく説明します。

これにより、特定の条件に合致する日付データを正確に選択できるようになります。

  • 同一日付の比較:完全一致のデータ取得
  • 以前の日付との比較
  • 以降の日付との比較
  • 期間内の日付の比較
  • 期間外の日付の比較

同一日付の比較:完全一致のデータ取得

SQLでは、特定の日付と完全に一致するデータを選択するために等価演算子(‘=’)を使用します。

SELECT * FROM table WHERE date = '2023-05-18';

日付が’2023-05-18’と一致するすべての行を選択します。

なお、時間を含むDATETIME型の場合、時間まで完全に一致する行を選びましょう。

以前の日付との比較

特定の日付より以前のデータを選択するには、小なり演算子(‘<‘)または小なりイコール演算子(‘<=’)を使用します。

SELECT * FROM table WHERE date < '2023-05-18';

日付が’2023-05-18’より前のすべての行を選択します。

以降の日付との比較

逆に、特定の日付以降のデータを選択するには、大なり演算子(‘>’)または大なりイコール演算子(‘>=’)を使用します。

SELECT * FROM table WHERE date > '2023-05-18';

日付が’2023-05-18’以降のすべての行を選択します。

期間内の日付の比較

特定の期間内のデータを選択するには、BETWEEN演算子を使用します。

SELECT * FROM table WHERE date BETWEEN '2023-01-01' AND '2023-12-31';

2023年のすべての行を選択します。

期間外の日付の比較

特定の期間外のデータを選択するには、NOT演算子とBETWEEN演算子を組み合わせます。

SELECT * FROM your_table WHERE date_column NOT BETWEEN '2023-01-01' AND '2023-12-31';

日付データの操作

SQLで日付データをどのように操作するかについて詳しく解説します。

これを理解することで、より複雑な日付への問い合わせを効率的に処理が可能です。

  • 日付の加算・減算:特定の期間を追加または減少
  • 日付部分の抽出:年、月、日など特定の部分の取得

日付の加算・減算:特定の期間を追加または減少

SQLでは、特定の期間を日付に加えたり減らしたりが可能です。

SELECT DATE_ADD('2023-05-18', INTERVAL 1 DAY);

指定した日付に1日を加えた日付を返します。

SELECT DATE_SUB('2023-05-18', INTERVAL 1 DAY);

指定した日付から1日を減らした日付を返します。

日付部分の抽出:年、月、日など特定の部分の取得

日付から特定の部分(年、月、日など)を抽出も可能です。

SELECT YEAR('2023-05-18');

指定した日付の年部分(この場合は2023)を返します。

一覧として、以下にまとめました。

メソッド名説明例文
YEAR(date)指定した日付の年部分を返します。YEAR(‘2023-05-18’) → 2023
MONTH(date)指定した日付の月部分を返します。MONTH(‘2023-05-18’) → 5
DAY(date)指定した日付の日部分を返します。DAY(‘2023-05-18’) → 18
DATE_FORMAT(date, format)指定した日付を指定したフォーマットに従って表示します。DATE_FORMAT(‘2023-05-18’, ‘%Y/%m/%d’) → ‘2023/05/18’
CURDATE()現在の日付を返します。CURDATE() → ‘2023-06-10’
CURTIME()現在の時刻を返します。CURTIME() → ’19:30:45′
NOW()現在の日付と時刻を返します。NOW() → ‘2023-06-10 19:30:45’
DATE_ADD(date, INTERVAL value unit)指定した日付に、値と単位を指定して加算します。DATE_ADD(‘2023-05-18’, INTERVAL 3 DAY) → ‘2023-05-21’
DATE_SUB(date, INTERVAL value unit)指定した日付から、値と単位を指定して減算します。DATE_SUB(‘2023-05-18’, INTERVAL 1 WEEK) → ‘2023-05-11’
DATEDIFF(date1, date2)2つの日付の差を日単位で返します。DATEDIFF(‘2023-05-18’, ‘2023-05-15’) → 3
DATEPART(part, date)指定した日付の特定の部分(年、月、日など)を返します。DATEPART(YEAR, ‘2023-05-18’) → 2023

SQLでの日付範囲指定

SQLで日付範囲を指定する方法について詳しく説明します。

これを使うと、特定の期間内外のデータを効率的に抽出できます。

  • 日付「以前」のデータを取得
  • 日付「以降」のデータを取得
  • 2つの指定した日付の範囲内に当たるデータを取得
  • 加算処理を条件に追加
  • 減算処理を条件に追加

日付「以前」のデータを取得

特定の日付「以前」のデータを取得するためのクエリは以下のようになります。

SELECT * FROM table WHERE date <= '2023-05-18';

日付「以降」のデータを取得

特定の日付「以降」のデータを取得するクエリは、以下のようになります。

SELECT * FROM table WHERE date >= '2023-05-18';

2つの指定した日付の範囲内に当たるデータを取得

特定の2つの日付の範囲内にあるデータを取得するためには、「BETWEEN」演算子を使います。

SELECT * FROM table WHERE date BETWEEN '2023-01-01' AND '2023-12-31';

加算処理を条件に追加

日付に加算処理を追加して条件を設定することも可能です。

SELECT * FROM table WHERE date = DATE_ADD('2023-05-18', INTERVAL 1 DAY);

日付が’2023-05-19’と一致するすべての行を選択します。

減算処理を条件に追加

同様に、日付から特定の期間を減算して条件を設定することも可能です。

SELECT * FROM table WHERE date = DATE_SUB('2023-05-18', INTERVAL 1 DAY);

日付が’2023-05-17’と一致するすべての行を選択します。

日付関数を用いたデータ操作

SQLで日付関数を使用して、データを操作する方法について詳しく説明します。

日付関数は日付データの操作をより柔軟におこなうためのツールです。

  • 日付関数の概要
  • 一般的な日付関数の使用例:NOW(), CURDATE(), DATE_FORMAT() など
  • 日付関数を用いたクエリ例

日付関数の概要

SQLでは、日付データの加工や抽出が可能です。

なぜならSQLには、多くの日付関数が用意されているから。

例えば、現在の日付や時刻を取得したり、日付の書式を変更したりすることが可能です。

一般的な日付関数の使用例:NOW(), CURDATE(), DATE_FORMAT() など

具体的な日付関数としては、こちら。

  • NOW():現在の日付と時刻を取得
  • CURDATE():現在の日付のみを取得
  • DATE_FORMAT():日付の表示形式をカスタマイズ
SELECT DATE_FORMAT('2023-05-18', '%W %M %Y');

日付を’木曜日 五月 2023’の形式で出力します。

日付関数を用いたクエリ例

日付関数を使用したクエリの例はこちら。

SELECT * FROM table WHERE DATE(date) = CURDATE();

テーブルから今日の日付に一致するすべての行を選択します。

SELECT DATE_FORMAT(date, '%Y-%m') as 'Year-Month' FROM table;

日付を’年-月’の形式で出力します。

実際のデータベースでの日付操作の例

実際のデータベースでの日付操作について、具体的な例を用いて説明します。

  • データベースから特定期間のデータを抽出する例
  • 年次、月次、日次の集計を行う例
  • データの日付を元に新たなカラムを生成する例

データベースから特定期間のデータを抽出する例

日付データの操作では、特定の期間に該当するデータの抽出が一般的な作業です。

前述のとおり、以下のようにデータを取得します。

SELECT * FROM table WHERE date BETWEEN '2023-01-01' AND '2023-12-31';

年次、月次、日次の集計を行う例

年次、月次、日次の集計は、ビジネス分析やレポート作成でよく用いられます

例えば、各月の売上合計を計算するには、以下のようなクエリを使用します。

SELECT DATE_FORMAT(date, '%Y-%m') as Month, SUM(sales) FROM table GROUP BY Month;

日付を’年-月’形式でフォーマットし、それに基づいて売上を月ごとに合計します。

データの日付を元に新たなカラムを生成する例

データの日付を元に、新たなカラムを生成可能です。

例えば日付から曜日を導き出し、それを新たなカラムとして追加します。

ALTER TABLE
  table
ADD
  COLUMN day_of_week VARCHAR(10);
UPDATE
  table
SET
  day_of_week = DATE_FORMAT(date, '%W');

新たなカラム’day_of_week’が生成され、各日付に対応する曜日が格納されます。

SQLの日付比較についてのよくある質問とその解答

SQLの日付比較に関する一般的な質問とその答えについて取り扱います。

次のトピックについて説明します。

  • 日付の比較でよく出るエラーとその対処法
  • 日付型データの効率的なストレージについて
  • 複数の日付型を扱う際のベストプラクティス

日付の比較でよく出るエラーとその対処法

日付の比較でよく見られるエラーのひとつは、日付フォーマットの違いによるものです。

例えば、’2023-01-01’と’01-01-2023’は同じ日付を指しますが、フォーマットが異なるため、比較する際には適切にフォーマットを揃える必要があります。

これには、DATE_FORMAT関数などを使って日付を統一的なフォーマットに変換する方法があります。

SELECT * FROM table WHERE DATE_FORMAT(date_column, '%Y-%m-%d') = '2023-01-01';

日付型データの効率的なストレージについて

日付型データは通常、特定のフォーマットで保存され、そのフォーマットはデータベースの種類や設定によって異なります。

効率的なストレージのためには、日付データをできるだけ小さなデータ型で保存することが推奨されます。

また、必要に応じて日付データを分割して保存することもあります。

CREATE TABLE your_table (
  id INT PRIMARY KEY,
  year_column INT,
  month_column INT,
  day_column INT
);

複数の日付型を扱う際のベストプラクティス

複数の日付型データを扱う場合、一貫性を保つことが重要です。

すべての日付データが同じフォーマットで保存されていることを確認し、それぞれの日付型の特性を理解しましょう。

また日付の範囲を超えて操作を行わないように注意し、可能な限り日付関数を使用して日付の操作をおこないます。

まとめ

この最後のセクションでは、SQLの日付操作の重要性とそのスキルを磨くためのポイントとリソースについて解説します。

  • SQLの日付操作の重要性とは
  • SQLで日付を扱う上でのポイントと注意点
  • 日付操作のスキルをさらに向上させるためのリソース

SQLで日付を扱う際のポイントは、日付のフォーマットとその扱い方に注意を払うことです。

異なるフォーマットの日付データを比較すると、予期しない結果を生む可能性があります。

身につけるために、いろいろと触ってみて、練習での失敗を本番で活かすことです。

当サイトのSQL記事を活用し、いろいろと試してみてください。

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