(最終更新月:2022年1月)
✔こんな疑問をお持ちの方へ向けて書かれた記事となります
「Djangoのプロジェクトを立ち上げて、設定も一通り完了。次は何するの?」
「Djangoでアプリを作り始めたい!どうやればいいの?」
「アプリを作るために最初からやっておいたほうが良いことって何?」
✔当記事を通じてお伝えすること
- Djangoでappを立ち上げる方法
- 最初に必ず行いたい初期設定「INSTALLED_APPS」と「urls.py」について
当記事をご覧いただければ、Djangoプロジェクトを立ち上げたあとにやるべきことがわかります。
ぜひ最後までご覧ください。
✔YouTube解説動画
当記事の内容は動画を見ながら進めると、約15分程度で完了します。
動画ならではの情報も解説しているので、記事と一緒にご覧ください。
動画の概要欄には、単元ごとのコードを紹介しているgithubページも載せています。
appの立ち上げ
ターミナル上で、
python manage.py startapp app名
コマンドでappを立ち上げます
日報アプリ開発ということで、「nippo」というapp名にします
manage.pyというファイルがあるディレクトリへ移動した上で、
python manage.py startapp nippo
を実行します
【フォルダツリー】
itc ├── main │ ├── __init__.py │ ├── asgi.py │ ├── settings.py │ ├── urls.py │ └── wsgi.py ├── manage.py ├── media_local ├── nippo ├── __init__.py ├── admin.py ├── apps.py ├── migrations ├── models.py ├── tests.py └── views.py └── static_local
appの立ち上げは成功です
Djangoがappを認識し、今後作成していくHTMLファイルなどをブラウザで表示していくための設定を行っていきます
必ず行いたい初期設定
appを最初に立ち上げてやることは2つです
- settings.pyでappを認識させる
- urls.pyで作成したappとURLパスを紐づける
Djangoへappを認知させる
settngs.pyを開き、INSTALLED_APPSへ追記します
INSTALLED_APPS = [ ..., ..., 'nippo', ]
URLとappを紐づける
urls.pyファイルで設定を行います
mainフォルダ内とnippoフォルダ(appフォルダ)内のそれぞれで行う必要があります
mainフォルダ > urls.py
...
from django.urls import path, include
urlpatterns = [
...,
path('nippo/', include('nippo.urls')),
]
ポイントは、
- includeをインポートすること
- nippoフォルダ内のurls.pyとパス(「nippo/」)を紐づけること
nippo内でurls.pyを作成
パスを紐づけるためにnippoフォルダ内で新たにurls.pyを作る必要があります
空の「urls.py」をnippoフォルダ内に作成し、下記をコピペしておきましょう
nippo > urls.py
from django.urls import path
urlpatterns = [
]
urlpatternsは、現時点では空で構いません。
ポイントは、以下のとおり。
- pathのインポート
- urlpatternsリストを作成
今後はアプリ内のurls.pyに表示したいページのパスを入れていきます。
urls.pyやpathなどについては詳しくこちらの記事で解説しています。
まとめ
当記事では、Djangoアプリの立ち上げとその設定方法について解説しました
アプリの立ち上げは、
python manage.py startapp アプリ名
で完了します
初期設定は、
- settings.pyでINSTALLED_APPSに追記
- urls.pyを追記、新規作成
することで完了となります
次回はアプリとデータベースを紐づける「モデルクラス」について解説していきます