MySQLでORDER BYを使ってデータをソート|コマンド例付き

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(最終更新月:2023年11月)

✔以下のような方に向けて書かれています

「MySQL ORDER BYの使い方について知りたい」

「MySQLにおけるORDER BYの書き方を理解する必要がある」

「MySQLでのORDER BYの具体的な使用例を確認したい」

✔当記事を通じて伝える内容

  • MySQLにおけるORDER BYの基本的な理解
  • MySQLでのORDER BYの具体的な記述方法とその活用例
  • MySQLでORDER BYを実際の使用する例

当記事では、MySQLにおけるORDER BYの基本理論から具体的な使い方、豊富なオプションを活用した応用例まで、詳細な実例を用いて解説します。

ぜひ最後までご覧ください。

筆者プロフィール

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【現職】プロダクトマネージャー

【副業】ブログ(月間20万PV)/YouTube/Web・アプリ制作

「プログラミング × ライティング × 営業」の経験を活かし、30後半からのIT系職へシフト。現在はプロダクトマネージャーとして、さまざまな関係者の間に入り奮闘してます。当サイトでは、実際に手を動かせるWebアプリの開発を通じて、プログラミングはもちろん、IT職に必要な情報を提供していきます。

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「ORDER BY」の基本と使い方

こちらでは、「ORDER BY」の基本的な理解と使い方について見ていきましょう。

「ORDER BY」を適切に使用することで、データの並び順を制御し、情報の取得を最適化できます。

  • ORDER BYとは何か
  • ORDER BYの基本的な使い方
  • ポジションを利用したORDER BYの使い方
  • 式を利用したORDER BYの使い方

ORDER BYとは何か

ORDER BYはSQLの句のひとつで、取得したデータの並び順を指定するために使用されるもの。

例えば、社員のテーブルから給与の高い順にデータを取得したい場合や、名前のアルファベット順にデータを整列したい場合などに利用します。

ORDER BYの基本的な使い方

基本的なORDER BYの使用方法は、SELECT文の最後にORDER BY カラム名を追加することです。

例として、employeesテーブルから給与の高い順にデータを取得する場合は、次のように記述します。

SELECT * FROM employees ORDER BY salary DESC;

このコードでは、salaryカラムに基づいて降順(DESC)にデータが整列されます。

ポジションを利用したORDER BYの使い方

ORDER BY句にはカラム名だけでなく、ポジション番号を指定することも可能です。

例えば、SELECT文で2つ目のカラムに基づいてデータを並べ替えたい場合は、次のように記述できます。

SELECT first_name, salary FROM employees ORDER BY 2 DESC;

この例では、salary(2つ目のカラム)に基づいてデータが降順に整列されます。

式を利用したORDER BYの使い方

また、ORDER BY句では算術式や関数を使用して、カスタムの並べ替えをおこなえます。

以下は、employeesテーブルにおいて、給与とボーナスを合計した金額でデータを並べ替える場合の例です。

SELECT first_name, salary, bonus, (salary + bonus) AS total FROM employees ORDER BY total DESC;

このコードでは、給与とボーナスを合計したtotalに基づいてデータが降順に整列されます。

「LIMIT」の基本と使い方

こちらでは、「LIMIT」の基本的な理解と使い方についてお伝えしていきます。

「LIMIT」を適切に使用することで、必要な件数のデータだけを取得することができ、リソースの節約や応答速度の向上に寄与するでしょう。

  • LIMITとは何か
  • LIMITの基本的な使い方

LIMITとは何か

LIMITはSQLの句のひとつで、データの取得件数を制限するために使用されます。

とくに大量のデータを持つテーブルから情報を取得する際に、全てのデータを取得するのではなく、指定した件数だけを取得したい場合に利用します。

LIMITの基本的な使い方

基本的なLIMITの使用方法は、SELECT文の最後にLIMIT 件数を追加することです。

例として、employeesテーブルから上位10件のデータだけを取得する場合は、次のように記述します。

SELECT * FROM employees ORDER BY salary DESC LIMIT 10;

このコードでは、給与が高い順に上位10件のデータが取得されます。

「GROUP BY」と「ORDER BY」の違いと使い分け

こちらでは、GROUP BYとORDER BYの違いと、それぞれの使用シーンについてお伝えしていきます。

これらの句を適切に使い分けることで、データの集約や整列を効果的におこなえるはず。

  • GROUP BYとORDER BYの違い
  • それぞれの最適な使い分け方法

GROUP BYとORDER BYの違い

以下が各句の違いです。

  • GROUP BY:指定したカラムの同じ値を持つデータをひとつのグループとして集約する。
  • ORDER BY:データの並び順を指定する

employeesテーブルのdepartmentカラムでデータをグループ化し、各部門の平均給与を計算する場合、GROUP BYを使用します。

それぞれの最適な使い分け方法

GROUP BYはデータの集約が目的のとき、とくに集計関数(SUM、AVGなど)と組み合わせて使用されます。

一方、ORDER BYはデータを特定の基準でソートする場合に使用できる句です。

両者は互いに補完関係にあり、多くのクエリで同時に使用されます。

ORDER BYとLIMITの活用例

こちらでは、「ORDER BY」と「LIMIT」を組み合わせた具体的な活用例と、その出力結果についてお伝えしていきます。

この組み合わせを適切に使用することで、効率的に目的のデータセットを取得することができます。

  • データベースに対してORDER BYとLIMITを使用した例
  • 出力結果の解説

データベースに対してORDER BYとLIMITを使用した例

employeesテーブルから、給与が高い上位5人のデータを取得する場合を考えます。

このとき、ORDER BYLIMITを組み合わせて以下のようなクエリとなるでしょう

SELECT first_name, last_name, salary FROM employees ORDER BY salary DESC LIMIT 5;

出力結果の解説

上記のクエリを実行すると、salaryカラムの値が高い順にデータが取得され、その中から上位5件のデータが出力されます。

給与が最も高い5人の社員の名前と給与が表示されるでしょう。

SQLパフォーマンスへの影響と最適化

こちらでは、ORDER BYLIMITがSQLのパフォーマンスに与える影響と、その最適化方法について見ていきましょう。

これらの句を使用する際のボトルネックを理解し、効率的なクエリ実行を目指せます。

  • ORDER BYとLIMITの影響
  • パフォーマンスの最適化方法

ORDER BYとLIMITの影響

ORDER BY句は、大量のデータに対して実行されると、そのソート処理に時間がかかる場合があります。

なぜなら指定されたカラムの値に基づいてデータをソートするから。

とくに、インデックスが設定されていないカラムでのソートはパフォーマンスの低下を招くことが多いです。

LIMIT句自体は大きな負荷を引き起こすものではありませんが、ORDER BYと組み合わせることで、先にソート処理が行われるため、その影響を受けることがあります。

パフォーマンスの最適化方法

パフォーマンスを最適化するための主な方法として、以下の2点が挙げられます。

  1. インデックスの利用
    ORDER BYで頻繁にソートするカラムには、インデックスを設定することで、ソート処理の高速化が期待できます。
  2. クエリの最適化
    不要なカラムの取得を避ける、JOINの最適化など、クエリ自体の効率化を図ることで、全体のパフォーマンスを向上させられます。

まとめ

当記事では、MySQLの「ORDER BY」句と「LIMIT」句について学習してきました。

  • これらの句を駆使することで、データの取得や分析がよりスムーズにおこなえる
  • 特に、大量のデータが存在する現代のデータベース環境では、データの取得方法を最適化することで、システムの応答速度の向上やリソースの節約が期待できる
  • SQLのパフォーマンスの最適化は、単にクエリの書き方を工夫するだけでなく、データベースの構造や設定、ハードウェア環境との相互作用も考慮する必要がある

データベース操作は、ビジネスや研究、開発活動において、多岐にわたるシーンで求められるスキルとなっています。

今回学んだORDER BYLIMITの知識は、多くの場面での有効なツールとして活用できるでしょう。

継続的に学び、実践を重ねることで、より深い理解とスキルの習得が進むはず。

新しい関数や最適化技術、ツールなどが登場する中で、常に最新の情報をキャッチアップし、実際の業務に取り入れることが大切です。

今回学んだ知識をベースに、更なるスキルアップを目指してください。

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