(最終更新日:2023年9月)
✔このような方へ向けて書かれた記事となります
「Ubuntuのバージョンを確認する方法は何だろうか?」
「Ubuntuのバージョンを調べるコマンドが知りたい」
「Ubuntuバージョン確認の実例を見てみたい」
✔当記事を通じてお伝えすること
- Ubuntuのバージョン確認方法の基本
- Ubuntuバージョン確認のコマンドと使い方
- Ubuntuバージョン確認の実例
当記事では、Ubuntuのバージョン確認方法の基本から、コマンドを使った実践的な使い方まで、具体例を用いて分かりやすく解説しています。
ぜひ最後までお読みいただき、Ubuntuバージョン確認の方法をマスターしましょう。
愛用のUbuntuは、Ubuntu 20.04.6 LTS
— ITC (@ITC202012) September 9, 2023
サポートは5年。アップデート方法などを学んでおかないとですね。。
バージョン確認方法は、以下のどれでもOK。
cat /etc/os-release
lsb_release -a
cat /etc/issue
詳しくはこちらに記載。https://t.co/0S3Jlm1qT0 pic.twitter.com/d9ZK6B6pKX
はじめに
まずはUbuntuについて、そしてそのバージョン確認の重要性についてお伝えします。
- Ubuntuとは
- バージョン確認の重要性
Ubuntuとは
Ubuntuは、企業向けサービスとしても広く利用されているフリーのLinuxディストリビューションのひとつ。
初心者から上級者まで、誰でも利用しやすいように設計されています。
5年間の長期サポート(LTS)版も提供され、安定した運用が可能です。
バージョン確認の重要性
Ubuntuのバージョン確認は、アップデートやソフトウェアのインストール、トラブルシューティングなどを行う上で重要な作業です。
各バージョンで利用できるソフトウェアの種類やバージョンが異なるため、適切な対応には現在のUbuntuのバージョンを把握しておく必要があります。
ターミナルでのUbuntuバージョン確認手順
次に、ターミナルを利用してUbuntuのバージョンを確認する手順を詳しく説明します。
- ターミナルとは
- ターミナルを開く方法
- コマンドでバージョン情報を表示
- ターミナル確認法のまとめ
ターミナルとは
ターミナルとは、コンピュータとユーザーが対話するためのインターフェイスで、主にテキストベースで操作するツール。
Linux系OSでは、ターミナルを使ってシステムの設定変更やソフトウェアのインストールなど、幅広い操作が可能です。
ターミナルを開く方法
Ubuntuのデスクトップ環境では、以下の手順でターミナル(端末)を開けます。
- 左上の「アクティビティ」をクリック
- 表示されたウィンドウの検索ボックスに「ターミナル」と入力
また、キーボードショートカットの「Ctrl+Alt+T」を使用すると、瞬時にターミナルを開くことができます。
設定 > キーボードショートカットで確認できます。
コマンドでバージョン情報を表示
以下に、ターミナルを用いてUbuntuのバージョン情報を表示する方法をいくつか紹介します。
- lsb_releaseコマンドを使う方法
- /etc/issueファイルを使う方法
- /etc/os-releaseファイルを使う方法
lsb_releaseコマンドを使う方法
ターミナルにlsb_release -a
と入力し、エンターキーを押すことで、Ubuntuのバージョン情報を取得できます。
Ubuntuのリリース情報を表示するためのコマンドです。
$ lsb_release -a
LSB Version: core-11.1.0ubuntu2-noarch:security-11.1.0ubuntu2-noarch
Distributor ID: Ubuntu
Description: Ubuntu 20.04.6 LTS
Release: 20.04
Codename: focal
/etc/issueファイルを使う方法
ターミナルでcat /etc/issue
と入力。
$ cat /etc/issue
Ubuntu 20.04.6 LTS \n \l
Ubuntuのバージョン情報が記載されている/etc/issue
ファイルの内容を表示できます。
/etc/os-releaseファイルを使う方法
より詳細なOSの情報を確認するには、以下のコマンドです。
$ cat /etc/os-release
NAME="Ubuntu"
VERSION="20.04.6 LTS (Focal Fossa)"
ID=ubuntu
ID_LIKE=debian
PRETTY_NAME="Ubuntu 20.04.6 LTS"
VERSION_ID="20.04"
HOME_URL="https://www.ubuntu.com/"
SUPPORT_URL="https://help.ubuntu.com/"
BUG_REPORT_URL="https://bugs.launchpad.net/ubuntu/"
PRIVACY_POLICY_URL="https://www.ubuntu.com/legal/terms-and-policies/privacy-policy"
VERSION_CODENAME=focal
UBUNTU_CODENAME=focal
ここにはバージョン情報のほかにも、Ubuntuの名前やID、ホームページURLなどの情報が含まれています。
GUIでのUbuntuバージョン確認手順
以下の手順で、システム設定から確認できます。
「設定」 > 「このシステムについて」
よくある質問と答え
ここでは、Ubuntuのバージョンに関するよくある質問とその答えについてお伝えします。
- Ubuntuのバージョンによる違い
- バージョンアップデート方法
Ubuntuのバージョンによる違い
Ubuntuの各バージョンでは、機能やデザイン、対応しているハードウェアなどに違いがあります。
また、非LTS版とLTS版(Long Term Support)では、サポート期間が異なります。
- 非LTS版:新しい機能が早く利用できますが、サポート期間は9ヶ月
- LTS版:5年間のサポートが提供され、安定した運用が期待できます
バージョンアップデート方法
Ubuntuのバージョンアップデートは、ターミナルから以下のコマンドを入力することでおこなえます。
sudo do-release-upgrade
ただし以下に注意して、しっかりと準備してから実施しましょう。
- 現在使用しているバージョンがサポート期間内であること
- 重要なデータのバックアップを取ってからおこなう
まとめ
Ubuntuは、その使いやすさと安定性から、世界中で広く使用されているオープンソースのOSです。
当記事を通じて、Ubuntuのバージョン確認方法やその重要性を理解いただければ幸いです。
Ubuntuの知識を深め、より効果的に利用するためにも、引き続き様々なリソースを活用し、学んでいくことをおすすめします。