【必読】Pythonでファイルの存在を確認する方法

（最終更新月：2023年7月）

✔このような方へ向けて書かれた記事です

「Pythonでファイルの存在をどうやってチェックするのかな？」

「Pythonでファイル検索方法を知りたい」

「Pythonを使ったファイル存在確認の具体的な例が見たい」

✔当記事を通じてお伝えすること

Pythonを使ったファイル存在確認の基本
Pythonでファイル検索の書き方やその応用
Pythonを使ったファイル存在確認の実例

当記事では、Pythonを使ったファイル存在確認の基本だけでなく、その書き方や応用方法まで、具体例を用いて詳しく解説しています。

ぜひ最後までご覧になってください。

筆者プロフィール

【現職】プロダクトマネージャー

【副業】ブログ（月間20万PV）/YouTube/Web・アプリ制作

「プログラミング × ライティング × 営業」の経験を活かし、30後半からのIT系職へシフト。現在はプロダクトマネージャーとして、さまざまな関係者の間に入り奮闘してます。当サイトでは、実際に手を動かせるWebアプリの開発を通じて、プログラミングはもちろん、IT職に必要な情報を提供していきます。

【当ブログで紹介しているサイト】

当サイトチュートリアルで作成したデモ版日報アプリ

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Pythonでファイル操作をおこなうための前提知識

こちらでは、Pythonでのファイル操作についてお伝えしていきます。

Pythonとファイル操作の重要性を理解することで、より実践的なプログラミングが可能になるでしょう。

Pythonとファイル操作の重要性
ファイル操作の基本

Pythonとファイル操作の重要性

Pythonにおけるファイル操作は、プログラムが外部のデータを扱う上で不可欠なスキルといえるでしょう。

なぜならPythonはその読みやすさと柔軟性から、データ解析やウェブ開発など幅広い分野で利用されているからです。

とくに、データの読み込みや保存、編集などを行う際には、Pythonのファイル操作機能が重要となります。

ファイル操作の基本

Pythonでファイルを操作する基本的な方法は、open() 関数を使用してファイルを開き、read() や write() のようなメソッドで内容を読み書きすることです。

またファイルやディレクトリの存在を確認する手段も、重要な要素です。

これによって、プログラムが正しく、効率的に動作するようになります。

ファイル名の取得方法をこちらで解説しています。

【コード付】Pythonでファイル名を取得するメソッドを全て解説

Pythonでファイル名を取得する方法を知りたいですか？当記事では、Pythonを用いてファイル名を取得する基本的な手法や実践的な例を分かりやすく解説しています。どのメソッドでも、具体的なコードを示しているので、すぐに試して、学べるでしょう。初心者の方は必見です。

os.path.exists()メソッドを使ったファイルの存在確認

こちらでは、osモジュールの活用法と、os.path.exists()メソッドを使用してファイルの存在を確認する方法について説明します。

osモジュールとその活用法
os.path.exists()を使ってファイルの存在を確認する方法

osモジュールとその活用法

osモジュールは、Pythonの標準ライブラリで、OSに依存した機能を提供します。

これにより、ディレクトリの作成、ファイルの移動、システム情報の取得など、OSレベルの操作が可能です。

os.path.exists()を使ってファイルの存在を確認する方法

os.path.exists()メソッドは、指定したパスが存在するかどうかを確認するためのメソッドです。

これはファイルだけでなく、ディレクトリにも使用できます。

以下は使用例です。

import os

if os.path.exists("example.txt"):
    print("File exists")
else:
    print("File does not exist")

pathlibモジュールを使ったファイルの存在確認

こちらでは、pathlibライブラリの概要と、Pathオブジジェクトを使ってファイルの存在を簡単に確認する方法についてお伝えします。

pathlibライブラリの概要
Pathオブジェクトを使ってファイルの存在を簡単に確認する方法

pathlibライブラリの概要

pathlibライブラリは、Pythonの標準ライブラリの一部で、オブジェクト指向のファイルシステムパス操作を提供します。

これにより、ファイルパスを文字列ではなく、オブジェクトとして扱えます。

これはコードをより読みやすくし、エラーを防ぐ上で有益です。

from pathlib import Path

# ファイルパスの作成
path = Path('/path/to/file.txt')

# ファイルの存在確認
if path.exists():
    print('ファイルが存在します')

# ファイルの拡張子を取得
extension = path.suffix
print('ファイルの拡張子:', extension)

# 親ディレクトリを取得
parent_dir = path.parent
print('親ディレクトリ:', parent_dir)

# ファイル名の変更
new_path = path.with_name('new_file.txt')
print('変更後のファイルパス:', new_path)

# ファイルのコピー
new_path.copy2('/path/to/destination/new_file.txt')

Pathオブジェクトを使ってファイルの存在を簡単に確認する方法

pathlibライブラリのPathオブジェクトを使用すると、簡潔な構文でファイルの存在を確認できます。

以下は使用例です。

from pathlib import Path

file_path = Path("example.txt")

if file_path.exists():
    print("File exists")
else:
    print("File does not exist")

この方法は、os.path.exists()メソッドを使用する方法と同様にファイルまたはディレクトリの存在を確認しますが、よりシンプルな構文で書くことができます。

ディレクトリの存在確認

こちらでは、ディレクトリの存在を確認する方法についてお伝えします。

os.path.exists()でディレクトリの存在を確認する
Pathオブジェクトを利用したディレクトリの存在確認

os.path.exists()でディレクトリの存在を確認する

先述したos.path.exists()メソッドは、ディレクトリの存在確認にも使用できます。

以下はディレクトリの存在を確認する例です。

import os

if os.path.exists("example_directory"):
    print("Directory exists")
else:
    print("Directory does not exist")

Pathオブジェクトを利用したディレクトリの存在確認

pathlibのPathオブジェクトも、ディレクトリの存在を確認するのに使用できます。

以下はその使用例です。

from pathlib import Path

directory_path = Path("example_directory")

if directory_path.exists():
    print("Directory exists")
else:
    print("Directory does not exist")

Pythonとファイル操作の今後の学習

こちらでは、Pythonでのファイル操作を学ぶ上でのさまざまなメソッドと、これを活かすための実践的な練習方法、さらなるスキルアップの方向性についてお伝えします。

ファイル操作のさまざまなメソッド
実践的な練習と更なるスキルアップ

ファイル操作のさまざまなメソッド

Pythonでは、osやpathlibの他にも、ファイル操作に役立つ多くのメソッドがあります。

例えば、shutilモジュールはファイルのコピー、移動、削除などを行うための高レベルのインターフェースを提供します。

また、globモジュールを使用して、特定のパターンに一致するファイル名を簡単に検索することができます。

shutilモジュール

import shutil

# ファイルのコピー
shutil.copy('/path/to/source/file.txt', '/path/to/destination/file.txt')

# フォルダの移動
shutil.move('/path/to/source/folder', '/path/to/destination/folder')

# ファイルの削除
shutil.remove('/path/to/file.txt')

Pythonでファイルをコピーする方法についてはこちらで詳しく解説しています。

【簡単】Pythonでファイルをコピーする方法｜サンプルコード付

Pythonでのファイルをコピーする方法について知りたいですか？当記事では、ファイル操作で使えるモジュールや関数の紹介はもちろん、それらの具体例を場面ごとにそれぞれ解説しています。手を動かしながら学べるので、初心者の方でも簡単に理解できます。必読の記事です。

globモジュール

import glob

# 特定のパターンに一致するファイルを検索
files = glob.glob('/path/to/files/*.txt')

# 検索結果のファイル名を表示
for file in files:
    print(file)

実践的な練習と更なるスキルアップ

Pythonでのファイル操作を習得するためには、実際に手を動かして練習することが重要です。

例えば、ファイルを読み書きする小さなスクリプトを書く、またはディレクトリ内の特定のファイルを探すツールを作成するなどです。

さらなるスキルアップのためには、実際のプロジェクトに取り組むか、オープンソースプロジェクトにコントリビュートするなどして、実践的な経験を積むと良いでしょう。

以下は、Pythonでのファイル操作の練習のためのサンプルコードです。

ファイルのコピーと削除

import shutil

# ファイルをコピーする関数
def copy_file(source, destination):
    shutil.copy(source, destination)
    print(f"{source} を {destination} にコピーしました。")

# ファイルを削除する関数
def delete_file(path):
    shutil.remove(path)
    print(f"{path} を削除しました。")

# 使用例
copy_file("source.txt", "destination.txt")
delete_file("file_to_delete.txt")

ファイルの内容を読み書きする

# ファイルを読み込んで内容を表示する関数
def read_file(file_path):
    with open(file_path, 'r') as file:
        content = file.read()
    print(f"{file_path} の内容:")
    print(content)

# ファイルにテキストを書き込む関数
def write_file(file_path, text):
    with open(file_path, 'w') as file:
        file.write(text)
    print(f"{file_path} にテキストを書き込みました。")

# 使用例
read_file("sample.txt")
write_file("new_file.txt", "Hello, World!")

これらのサンプルコードを使用して、ファイルのコピー、削除、読み書きなどの基本的な操作を試してみてください。

また、実際のファイルを対象とした練習や、異なるファイル形式（CSVファイル、JSONファイルなど）を操作する練習もおすすめです。

CSVファイルの読み取り方については、こちらもどうぞ。