(最終更新月:2021年12月)
☆こんな方へ向けての記事となります
「Pythonでリストの使い方で困っていることがある」
「一般的なリストの操作方法をまとめて知りたい!」
「そもそもリストはどんな時に使うのかよくわかっていない」
☆当記事でお伝えすること
- Python listの使い方まとめ 値の取得、追加、削除、書き換え
- リストの使い方【脱初心者】変換、結合
- リストを使用するべき4つの場面
当記事を読めば、Pythonのリストについて基本をマスターできます

【Python歴】10年 x 【営業マン歴】11年
HP作成、社内システムの構築、コンサルティング
Pythonベースのフレームワーク 「Django」を使って下記のようなサイトを作っています!
Python listの使い方まとめ 値の取得、追加、削除、書き換え

下記のリストを使って説明していきます
lang_list = ["Python", "JavaScript", "Go", "PHP"]
①取り出し
要素一つを取り出すとき
リスト[オフセット]

オフセットとは、リスト内での左からの距離(要素の順番)を表します
「距離」なので、一番左側が「0」になります!
>>> lang_list[0]
'Python'
>>> lang_list[2]
'Go'
複数の要素を取り出すとき
オフセットを応用して、まとめてリストから取り出します
リスト[スタート位置:終わり位置:何個置きに]

オフセットは空欄にする(指定しない)方法もあります!
>>> lang_list[2:4]
['Go', 'PHP']
下記のようにオフセットを省略することもできます
>>> lang_list[:4] #最初のオフセットを指定しない(0になります)
['Python', 'JavaScript', 'Go', 'PHP']
2つ置きに要素を取り出します
>>> lang_list[::2] ['Python', 'Go']
②追加
append()
リストの末尾へ追加する方法です
リスト.append(追加したい要素)
>>> lang_list.append("Swift")
>>> lang_list
['Python', 'JavaScript', 'Go', 'PHP', 'Swift']
insert()
オフセットを指定した追加方法です
リスト.insert(オフセット, 追加したい要素)
>>> lang_list.insert(1, "html")
>>> lang_list
['Python', 'html', 'JavaScript', 'Go', 'PHP', 'Swift']
③削除
del
オフセットを指定する方法です
del リスト[オフセット]
>>> del lang_list[-1]
>>> lang_list
['Python', 'html', 'JavaScript', 'Go', 'PHP']
remove()
値を指定し削除する方法です
リスト.remove(削除したい値)
>>> del lang_list[-1]
>>> lang_list
['Python', 'html', 'JavaScript', 'Go', 'PHP']
pop()
オフセット指定した要素を削除しつつ、取り出します
リスト.pop(オフセット)
>>> el = lang_list.pop(-1)
>>> el
'PHP'
>>> lang_list
['Python', 'JavaScript', 'Go']
④書き換え
オフセットによる書き換えが可能です
>>> lang_list[-1] = "C++"
>>> lang_list
['Python', 'JavaScript', 'C++']
リストの使い方【脱初心者】変換、結合
他のデータ型からの変換
list()メソッドを使う
list(リスト化したい文字列もしくはタプル)
>>> str_obj = "abcdefghijk"
>>> list(str_obj)
['a', 'b', 'c', 'd', 'e', 'f', 'g', 'h', 'i', 'j', 'k']
一文字ずつのリストが完成しました!
split()
文字列型オブジェクト.split(要素を分割する基準となる文字)
>>> str_obj = "サッカー、バスケット、野球"
>>> str_obj.split("、")
['サッカー', 'バスケット', '野球']
他のデータ型へ変換
join()
(要素同士をつなげる文字).join(リスト)
>>> list_obj = ['サッカー', 'バスケット', '野球']
>>> ("、").join(list_obj)
'サッカー、バスケット、野球'
split()の逆バージョンだとイメージすればわかりやすいです
tuple()
tuple(リスト)
>>> list_obj = ['サッカー', 'バスケット', '野球']
>>> tuple(list_obj)
('サッカー', 'バスケット', '野球')
別のリストとの結合
extend()
リスト1.extend(リスト2)
>>> list1 = ["programming", "blog"]
>>> list2 = ["sales", "reading", "studying"]
>>> list1.extend(list2)
>>> list1
['programming', 'blog', 'sales', 'reading', 'studying']
+=
>>> list1 = ["programming", "blog"]
>>> list2 = ["sales", "reading", "studying"]
>>> list1 += list2
>>> list1
['list', 'tuple', 'dictionary', 'sales', 'reading', 'studying']

どちらも新たなリストが作られるのではなく、最初にもってきたリストに上書き保存されます
リストを使用するべき4つの場面
あらたゆるデータ型が存在する中で、リストを使用する場面は主に下記の4つです
- 要素が複数あるとき
- 要素を順番に管理したいとき
- 要素を入れ替える可能性があるとき
- リスト内に同じ値が入る可能性があるとき
覚えておきましょう!
まとめ
リストには様々な機能が用意されていました
- 値を取り出すときや書き換える場合には、オフセットを使います
- 追加するには、appendとinsert
- 削除するには、del、remove、pop
- 他のデータ型からリスト型へ変更する方法として、list()、split()があります
- リスト型を他のデータ型へ変更するには、join()、tuple()を使います
- 別のリストと結合するには、extend()、+=の2通りの方法をご紹介しました
そんなリストを使うのは下記の場合です
- 要素が複数あるとき
- 要素を順番に管理したいとき
- 要素を入れ替える可能性があるとき
- リスト内に同じ値が入る可能性があるとき
Pythonでホームページが作れるのをご存知でしょうか?
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