(最終更新月:2023年11月)
✔このような方へ向けて書かれた記事となります
「JavaScriptのif文について深く知りたい」
「if文の書き方や使用方法が理解したい」
「JavaScriptのif文の具体的なコード例を見てみたい」
✔当記事を通じてお伝えしたいこと
- JavaScriptのif文の基礎知識
- if文の書き方及びその活用方法
- JavaScriptのif文を使用した具体的なコード例
当記事では、JavaScriptのif文の基本的な使い方から、それを活用した効果的なコーディングまで、実際のコード例を交えながらわかりやすく解説しています。
最後までお見逃しなく。
JavaScriptでのif文の理解
JavaScriptにおけるif文の基本的な形式と、その拡張形であるelseやelseifの使い方を学びます。
- if文の基本形式
- elseとelseifの活用形
if文の基本形式
JavaScriptのif文は以下のような形式を取ります。
if (条件) {
// 条件が真の場合に実行されるコード
}
例えば、変数age
が18以上である場合に「成人です」と表示する場合は以下のようになります。
let age = 20;
if (age >= 18) {
console.log("成人です");
}
elseとelseifの活用形
else
やelseif
を用いることで、より複雑な条件分岐を表現できます。
let score = 85;
if (score >= 90) {
console.log("優");
} else if (score >= 80) {
console.log("良");
} else {
console.log("可");
}
上記のコードでは、スコアに応じて異なる評価を表示しています。
if文の取り扱いについて注意すること
if文を使用する際の注意点や、falseと判断される条件について詳しく見ていきます。
- 実行順序への視点
- if文がfalseと判断する条件
実行順序への視点
if文やelseifの条件は、上から順に評価されます。
最初に真となる条件が実行され、それ以降の条件は無視されるので、条件の順番には注意が必要です。
if文がfalseと判断する条件
JavaScriptでは、以下の値はfalse
として評価されます。
false
0
""
(空文字列)null
undefined
NaN
これ以外の値は、基本的にtrue
として評価されます。
応用的if文の表現方法
基本的なif文の使い方をマスターしたら、さらに高度な使い方を学んでいきましょう。
- ネスト(入れ子)形式のif文
- 論理演算子の活用法
- if文の省略形とその使用場合
ネスト(入れ子)形式のif文
if文の中にさらにif文を書くことで、より詳細な条件分岐を実現可能です。
これをネストと呼びます。
let age = 16;
let accompanied = true;
if (age < 18) {
if (accompanied) {
console.log("保護者同伴のため入場可");
} else {
console.log("未成年のため入場不可");
}
} else {
console.log("成人のため入場可");
}
このコードでは、年齢が18歳未満の場合、さらに保護者同伴かどうかでメッセージを変えています。
論理演算子の活用法
複数の条件を組み合わせる際には、論理演算子を使用します。
- AND(&&)の使用法
- OR(||)の使用法
- NOT(!)の使用法
AND(&&)の使用法
すべての条件が真である場合に、コードを実行します。
let age = 25;
let member = true;
if (age > 20 && member) {
console.log("特典を受けられます");
}
OR(||)の使用法
いずれかの条件が真である場合に、コードを実行します。
let age = 18;
let student = true;
if (age < 20 || student) {
console.log("学割が適用されます");
}
NOT(!)の使用法
条件が偽である場合に、コードを実行します。
let loggedIn = false;
if (!loggedIn) {
console.log("ログインが必要です");
}
if文の省略形とその使用場合
簡潔なコードを書くためのテクニックとして、if文の省略形があります。
- 1行処理に対する省略形
- 条件(三項)演算子を活用した省略形
1行処理に対する省略形
短い処理を1行で書く場合、波括弧を省略することができます。
let age = 19;
if (age < 20) console.log("未成年です");
条件(三項)演算子を活用した省略形
条件に応じて値を返す場合、三項演算子を使用すると簡潔に書けます。
let age = 22;
let status = age < 20 ? "未成年" : "成人";
console.log(status);
実用例で学ぶif文
実際のコード例を通して、if文の使い方を深めていきましょう。
- if、elseの実用例
- elseifを使用した実用例
- 条件式中での代入の実用例
if、elseの実用例
ユーザーの年齢に応じて、メッセージを変える例です。
let userAge = prompt("あなたの年齢は?");
if (userAge < 20) {
alert("未成年者です");
} else {
alert("成人です");
}
elseifを使用した実用例
スコアに応じて、評価を変える例です。
let score = parseInt(prompt("スコアを入力してください"));
if (score >= 90) {
alert("優秀!");
} else if (score >= 70) {
alert("良好!");
} else {
alert("頑張りましょう");
}
条件式中での代入の実用例
条件式の中で変数に値を代入し、その値をもとに条件分岐の例です。
let value;
if ((value = prompt("値を入力してください")) !== null) {
alert("入力された値は" + value + "です");
} else {
alert("入力がキャンセルされました");
}
正規表現の生成方法
正規表現を使用することで、より高度な文字列の操作や検索が可能となります。
- 正規表現リテラルの使用
- RegExpオブジェクトコンストラクタを利用した方法
- 主要なオプションフラグの説明
正規表現リテラルの使用
正規表現リテラルは、スラッシュ(/)で囲むことで作成できます。
let regex = /abc/;
RegExpオブジェクトコンストラクタを利用した方法
文字列を使用して正規表現を動的に生成する場合、RegExpオブジェクトのコンストラクタを使用します。
let str = "abc";
let regex = new RegExp(str);
主要なオプションフラグの説明
正規表現には、様々なオプションフラグが存在します。
例えば、i
フラグは大文字小文字を区別せずにマッチングを行います。
let regex = /abc/i;
まとめと次のステップ
当記事では、JavaScriptのif文について学習してきました。
条件分岐はプログラミングの中心的な要素の一つであり、その理解と活用は非常に重要です。
ここまでの内容を簡潔にまとめ、if文の利用法を一覧化します。
- 基本的なif文の形式
- else, elseifの利用
- 論理演算子を用いた条件の組み合わせ
- ネストされたif文
- 条件式中の代入
これらの基本を押さえることで、多くのシチュエーションでの条件分岐が可能。
JavaScriptのif文は、条件に応じて異なる処理を実行するための強力なツールです。