(最終更新月:2022年1月)
✔このような方へ向けて書かれた記事となります
「Pythonのエスケープシーケンスって何?」
「Python初心者なので使い方を実例付きでみてみたい。」
「エスケープシーケンスを文字列で表示したい場合はどうすれば良い?」
✔当記事を通じてお伝えすること
- Python|エスケープシーケンスとは?
- エスケープシーケンスの使い方、実例
- エスケープシーケンスを文字列として表示する方法は?
当記事をご覧頂ければエスケープシーケンスについて、基本は全て理解頂けます。
Python|エスケープシーケンスとは?
エスケープシーケンスとは、バックスラッシュ(「\」)を使い、本来の文字とは違う、特殊な効果を実現する文字、になります。
例としては、文字列の中で改行や、タブを使いたい場合などに使用します。
主なものを一覧としてまとめると下記の通りです。
\n | 改行 |
\t | タブ |
\v | 改行 & タブ |
\b | 一文字前を消去 |
\\ | \ を表示 |
\’ | ‘ を表示 |
\” | ” を表示 |
エスケープシーケンスの実例
改行
>>> print("a\nb")
a
b
タブ
>>> print("a\nb")
>>> print("ab\tc")
ab c
改行&タブ
>>> print("ab\vc")
ab
c
一文字前を消去
>>> print("ab\bc")
ac
バックスラッシュ( \ )を表示
>>> print("ab\\c")
ab\c
「’」を表示
>>> print("ab\'c")
ab'c
「”」を表示
>>> print("ab\"c")
ab"c
エスケープシーケンスを文字列として表示する方法は?
上記内容を少し応用すると、エスケープシーケンスを文字列として表示することができます。
例えば、「改行は、\nで行います。」という文字列を表示したいときはどうすればよいのでしょうか?
>>> print("改行は、\nで行います。")
改行は、
で行います。
\nは表示されずに、改行となってしまいます。
こういう時は、バックスラッシュを付け足すと、
>>> print("改行は、\\nで行います。")
改行は、\nで行います。
うまく行きました!
まとめ
当記事の内容をまとめていきます。
エスケープシーケンスとは、バックスラッシュ(「\」)を使い、本来の文字とは違う、特殊な効果を実現する文字、になります。
例としては、改行「\n」やタブ「\n」がよく使われるエスケープシーケンスです。
また、エスケープシーケンスを文字列として表示したいときは、さらにバックスラッシュ(\)を追加することで、通常の文字列としての扱いになります。
以上でPythonのエスケープシーケンスについての解説となります。
当ブログでは、PythonやPythonをベースとしたフレームワーク Django についての記事を多数公開しています。「プログラミングを勉強して、新しいことにチャレンジしたい!」という方は、私と一緒に一歩ずつ進んでいきましょう!