（最終更新月：2023年11月）
✔次のような方に向けて書かれています
「JavaScriptのDateフォーマットって何だろう？」
「JavaScriptのDateフォーマットの書き換え方を知りたい」
「JavaScriptのDateフォーマットの具体的な例を見てみたい」
✔当記事を読んで得られる知識
- JavaScriptのDate Formatの基本
- Date Formatの記述方法とその適用
- Date Formatの実践的な例
当記事では、JavaScriptのデートフォーマットの基本理論から、具体的な実例にまで踏み込んで解説しています。
ぜひ最後までご覧いただき、技術力の向上にお役立てください。
筆者プロフィール
【現職】プロダクトマネージャー
【副業】ブログ（月間20万PV）/YouTube/Web・アプリ制作
「プログラミング × ライティング × 営業」の経験を活かし、30後半からのIT系職へシフト。現在はプロダクトマネージャーとして、さまざまな関係者の間に入り奮闘してます。当サイトでは、実際に手を動かせるWebアプリの開発を通じて、プログラミングはもちろん、IT職に必要な情報を提供していきます。
【当ブログで紹介しているサイト】
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JavaScriptの日付オブジェクト理解への旅
こちらでは、JavaScriptのDateオブジェクトとその機能について詳しく説明します。
JavaScriptにおける日付・時間の操作に関する深い理解を得られるでしょう。
- Dateオブジェクトとは
- ECMAScript元期とタイムスタンプについて
- 日付や時間の形式とタイムゾーンの調整方法
Dateオブジェクトとは
JavaScriptのDateオブジェクトは、日付と時間の操作を容易にするためのものです。
例えば以下は、今日の日付を取得します。
const today = new Date();このオブジェクトを使用することで、日付の計算や比較など、多くの操作が可能です。
ECMAScript元期とタイムスタンプについて
ECMAScriptの元期は、1970年1月1日からのミリ秒として定義されています。
Date.now()というメソッドを使用すると、その時点からのミリ秒数が返される仕組みです。
これは、日付の比較や計算の基点として使用されます。
日付や時間の形式とタイムゾーンの調整方法
JavaScriptでは、日付の表示形式やタイムゾーンを変更するための多くのメソッドが提供されています。
toLocaleDateString()：異なる地域や言語に応じた日付形式で表示getTimezoneOffset()：ユーザーのタイムゾーンとUTCの差を分単位で取得
日付フォーマット方法の解説
こちらでは、JavaScriptでの日付のフォーマット方法を深掘りしていきます。
正確な日付フォーマットの技術を身につけることで、アプリケーションのユーザーエクスペリエンスを向上させられるでしょう。
- 一行のコードで日付をフォーマットする方法
- Dateオブジェクトを生成する異なる手法
- JavaScriptの基本的な日付関連メソッドの紹介
- 日付関連メソッド一覧
一行のコードで日付をフォーマットする方法
JavaScriptでは、日付を特定の形式にフォーマットするためのシンプルなコードが提供されています。
const today = new Date().toISOString().split('T')[0];現在の日付を”YYYY-MM-DD”の形式で取得します。
Dateオブジェクトを生成する異なる手法
JavaScriptのDateオブジェクトを生成する方法は複数あります。
以下はそのいくつかの方法です。
const dateFromConstructor = new Date();
const dateFromString = new Date("2023-10-19");
const dateFromTimestamp = new Date(1674153600000);これらの方法は、状況に応じて選択して使用できます。
JavaScriptの基本的な日付関連メソッドの紹介
JavaScriptのDateオブジェクトには、日付の操作に便利な多くのメソッドが用意されています。
以下はその例です。
const now = new Date();
console.log(now.getMonth()); // 現在の月を取得
console.log(now.getDay()); // 現在の曜日を取得これらのメソッドを組み合わせることで、さまざまな日付操作を実行できます。
日付関連メソッド一覧
以下は日付関連メソッド一覧です。
| メソッド | 概要 | 使用例 |
|---|---|---|
getDate() | 月の日付（1〜31）を返します。 | const now = new Date(); console.log(now.getDate()); |
getDay() | 曜日（0〜6）を返します。0は日曜日、6は土曜日を表します。 | const now = new Date(); console.log(now.getDay()); |
getFullYear() | 年（4桁の数字）を返します。 | const now = new Date(); console.log(now.getFullYear()); |
getHours() | 時間（0〜23）を返します。 | const now = new Date(); console.log(now.getHours()); |
getMilliseconds() | ミリ秒（0〜999）を返します。 | const now = new Date(); console.log(now.getMilliseconds()); |
getMinutes() | 分（0〜59）を返します。 | const now = new Date(); console.log(now.getMinutes()); |
getMonth() | 月（0〜11）を返します。0は1月、11は12月を表します。 | const now = new Date(); console.log(now.getMonth()); |
getSeconds() | 秒（0〜59）を返します。 | const now = new Date(); console.log(now.getSeconds()); |
getTime() | 1970年1月1日午前0時0分0秒からの経過ミリ秒を返します。 | const now = new Date(); console.log(now.getTime()); |
getTimezoneOffset() | 現地時間と協定世界時 (UTC) の差分（分単位）を返します。 | const now = new Date(); console.log(now.getTimezoneOffset()); |
getUTCDate() | UTC基準での月の日付（1〜31）を返します。 | const now = new Date(); console.log(now.getUTCDate()); |
getUTCDay() | UTC基準での曜日（0〜6）を返します。0は日曜日、6は土曜日を表します。 | const now = new Date(); console.log(now.getUTCDay()); |
getUTCFullYear() | UTC基準での年（4桁の数字）を返します。 | const now = new Date(); console.log(now.getUTCFullYear()); |
getUTCHours() | UTC基準での時間（0〜23）を返します。 | const now = new Date(); console.log(now.getUTCHours()); |
getUTCMilliseconds() | UTC基準でのミリ秒（0〜999）を返します。 | const now = new Date(); console.log(now.getUTCMilliseconds()); |
getUTCMinutes() | UTC基準での分（0〜59）を返します。 | const now = new Date(); console.log(now.getUTCMinutes()); |
getUTCMonth() | UTC基準での月（0〜11）を返します。0は1月、11は12月を表します。 | const now = new Date(); console.log(now.getUTCMonth()); |
getUTCSeconds() | UTC基準での秒（0〜59）を返します。 | const now = new Date(); console.log(now.getUTCSeconds()); |
setDate() | 月の日付を設定します。 | const now = new Date(); now.setDate(15); console.log(now); |
setFullYear() | 年を設定します。 | const now = new Date(); now.setFullYear(2023); console.log(now); |
setHours() | 時間を設定します。 | const now = new Date(); now.setHours(10); console.log(now); |
| `setMilliseconds |
JavaScriptのDateメソッドの詳細
こちらでは、JavaScriptのDateメソッドの中から特定のものを深掘りして解説します。
これらのメソッドを正確に理解し、適切に使用することで、日付の操作がより容易になります。
- toDateString()メソッドについて
- toLocaleDateString()メソッドの紹介
toDateString()メソッドについて
toDateString()メソッドは、日付を”Mon Jan 01 2023″のような形式で返します。
const today = new Date();
console.log(today.toDateString());toLocaleDateString()メソッドの紹介
toLocaleDateString()メソッドは、ユーザーのロケール設定に基づいて日付をフォーマットします。
const date = new Date();
console.log(date.toLocaleDateString('ja-JP')); // 2023/11/11このメソッドは、異なる国や地域に合わせた日付の表示が必要な場合に特に役立ちます。
Dateのコンストラクター、静的メソッド、インスタンスメソッド
こちらでは、JavaScriptのDateオブジェクトの基本要素、すなわちコンストラクター、静的メソッド、そしてインスタンスメソッドについて詳しく見ていきます。
Dateオブジェクトのこれらの要素をしっかりと理解することで、日付操作の幅が格段に広がります。
- コンストラクターの紹介と使用法
- 静的メソッドの解説
- インスタンスメソッドの紹介とその使用法
コンストラクターの紹介と使用法
Dateのコンストラクターは、新しいDateオブジェクトを生成します。
const date1 = new Date();
const date2 = new Date('2023-10-19');
const date3 = new Date(2023, 9, 19);上記はそれぞれ現在の日付、指定した文字列からの日付、そして年、月、日を指定しての日付を生成しています。
静的メソッドの解説
Dateオブジェクトには、インスタンスを生成せずとも使用できる静的メソッドがいくつか存在します。
例としては、Date.now()があります。
const currentTimestamp = Date.now();これは現在のタイムスタンプをミリ秒単位で返します。
インスタンスメソッドの紹介とその使用法
Dateオブジェクトのインスタンスには、多数のメソッドがあります。
const date = new Date();
console.log(date.getFullYear()); // 現在の年を取得
console.log(date.getHours()); // 現在の時間を取得JavaScriptの日付処理の具体的な例
こちらでは、日常の開発作業でよく遭遇する日付処理の実際の例を見ていきます。
これにより、実際のアプリケーション開発でのDateオブジェクトの使用法が理解しやすくなるでしょう。
- 年月日や時刻の取得方法
- 2桁の年の補完
- 経過時間の計算方法
- 実際に使う日付フォーマットの例とコードスニペット
年月日や時刻の取得方法
const today = new Date();
console.log(today.getFullYear()); // 2023
console.log(today.getMonth() + 1); // 10 (月は0から始まるので+1を行う)
console.log(today.getDate()); // 19
console.log(today.getHours()); // 現在の時
console.log(today.getMinutes()); // 現在の分2桁の年の補完
Y2K問題を避けるため、4桁の年を使用することが推奨されますが、2桁の年を4桁に変換する方法もあります。
function getFullYearFromTwoDigits(year) {
return year + (year > 50 ? 1900 : 2000);
}
console.log(getFullYearFromTwoDigits(23)); // 2023経過時間の計算方法
const startTime = new Date("2023-10-19 08:00:00");
const endTime = new Date("2023-10-19 12:00:00");
const diff = endTime - startTime;
const hoursElapsed = diff / (1000 * 60 * 60);
console.log(hoursElapsed); // 4実際に使う日付フォーマットの例とコードスニペット
JavaScriptで日付をフォーマットするためのサンプルコードです。
function formatDate(date) {
const yyyy = date.getFullYear();
const mm = String(date.getMonth() + 1).padStart(2, '0'); // 2桁にフォーマット
const dd = String(date.getDate()).padStart(2, '0');
return `${yyyy}-${mm}-${dd}`;
}
console.log(formatDate(new Date())); // 2023-10-19まとめ
当記事では、JavaScriptでの日付操作について学習してきました。
日付操作は日常の開発で頻繁に遭遇するため、この知識の習得は非常に価値があります。
とくに日付フォーマットやタイムゾーンの扱い、経過時間の計算などは、多くのWebアプリケーションで必要とされる知識です。
JavaScriptの日付操作に関する知識をさらに深めるためには、以下のリソースが参考になります。