(最終更新日:2023年12月)
✔こんな方にオススメの記事です
「クラウドストレージって何ができるのだろう?」
「クラウドストレージの使い方が知りたい」
「クラウドストレージの選び方や活用例が見たい」
✔当記事で伝えたいこと
- クラウドストレージの基本概念
- クラウドストレージの各種機能や利用方法
- クラウドストレージサービスの選び方と実践例
当記事では、クラウドストレージの基本的な概念から、各機能の活用方法やサービスの選び方まで、実用的な例を交えて詳細に解説していきます。
是非最後までお読みいただき、クラウドストレージを効果的に活用しましょう。
クラウドストレージ入門 – 用途やメリットを理解しよう
こちらでは、「クラウドストレージ」についてお伝えしていきます。
「クラウドストレージ」の基本的な概念を理解し、その用途とメリットを把握することで、効率的に活用する道筋が見えてくるでしょう。
- クラウドストレージとは?
- 利用シーンとメリット
クラウドストレージとは?
クラウドストレージとは、インターネットを通じてアクセスできる仮想的なストレージ空間のことを指します。
ユーザーは、各種データをこのクラウド上に保存し、いつでもどこからでも取り出すことが可能です。
データの種類もテキスト、画像、音声、動画など、あらゆるフォーマットに対応しています。
利用シーンとメリット
クラウドストレージは、さまざまな利用シーンでそのメリットを発揮します。
- 個人的な利用: スマートフォンやPC間でのデータ共有、写真や動画のバックアップ
- ビジネスシーン: リモートワーク時のファイル共有、大量のデータの保存と整理、共同作業の支援
これらは、物理的なストレージと比べて手軽さ、スケーラビリティ、アクセシビリティなどの点で優れています。
クラウドストレージ活用のポイント – 効果的な使い方が重要
こちらでは、クラウドストレージをどのように活用するか、そのポイントについて詳しく説明します。
クラウドストレージの機能を最大限に活用することで、より効率的なデータ管理と共有が可能です。
- データ共有とアクセス権限
- データバックアップ省力化
- デバイスの買い替えや拡張性
データ共有とアクセス権限
クラウドストレージでは、ファイルやフォルダーの共有が容易です。
共有リンクを生成すれば、他のユーザーとデータを瞬時に共有できます。
また、アクセス権限の設定も可能で、誰がどのデータに対して何の操作をできるのかを細かく指定できるのもメリット。
これにより、チームでの共同作業も円滑になります。
データバックアップ省力化
データのバックアップ作業は、クラウドストレージを活用することで大幅に省力化できます。
定期的な自動バックアップ機能を活用すれば、ユーザーはバックアップを意識することなく、安心して作業に専念できるでしょう。
また、災害やハードウェアの故障によるデータロスリスクも大幅に軽減できます。
デバイスの買い替えや拡張性
クラウドストレージは、デバイスの買い替え時にも大変便利です。
新しいデバイスでもクラウドからデータをダウンロードすれば、すぐに作業を再開できます。
また、必要に応じて容量を増やすことも可能ですので、物理的なストレージと比較して、格段の拡張性を持っています。
クラウドストレージ選びのチェックポイント – 失敗しないための5つの要素
クラウドストレージの選び方は、その利用目的や状況によって大きく異なります。
ここでは、失敗しないためのクラウドストレージ選びのチェックポイントをお伝えします。
- 容量と料金プラン
- 保存期間と対応端末
- セキュリティ対策
- 操作性と追加機能
- 利用可能人数と運営企業の信頼性
容量と料金プラン
以下は、各クラウドストレージプロバイダの主要な料金プランとストレージ容量を一覧表にしたものです。
ただし、各プロバイダは定期的にプランを更新するため、最新の情報については各ウェブサイトをご覧ください。
サービス | フリープラン 容量 | フリープランの 詳細 | 有料プランの 最小容量 | 有料プランの 最小価格 | 有料プランの 最大容量 | 有料プランの 参考価格 |
---|---|---|---|---|---|---|
Google ドライブ | 15GB | 全てのGoogleサービスで共有 | 100GB | 約$1.99/月 | 2TB | 約$9.99/月 |
OneDrive | 5GB | – | 100GB | 約$1.99/月 | 6TB(Office 365含む) | 約$9.99/月(6ユーザーまで) |
Box | 10GB | ファイルサイズ上限250MB | 100GB | 約$5/月 | 無制限 | 約$25/月 |
Dropbox | 2GB | 追加容量獲得可能(友人招待など) | 2TB | 約$11.99/月 | 3TB | 約$19.99/月 |
iCloud | 5GB | – | 50GB | 約$0.99/月 | 2TB | 約$9.99/月 |
MEGA | 20GB | インセンティブで増量可能 | 400GB | 約€4.99/月 | 16TB | 約€29.99/月 |
注意: 上記の価格は2023年6月現在のものであり、変動する可能性があります。
また、各サービスには追加のプランオプションやビジネス向けプラン、家族向けプランなどがある場合があります。
保存期間と対応端末
クラウドストレージサービスには、保存期間の制限があるものも存在します。
そのため、長期間保存が必要なデータを扱う場合には、保存期間の制限を確認することが必要です。
また、利用するデバイス(PC、スマートフォン、タブレットなど)に対応しているかも重要なチェックポイントです。
セキュリティ対策
重要なデータをクラウド上に保存する際には、セキュリティ対策も大切です。
サービスごとに異なるセキュリティレベルと対策を提供しているため、自身のニーズに合ったものを選びましょう。
例えば、2段階認証やデータ暗号化機能があるかどうかを確認します。
操作性と追加機能
クラウドストレージの操作性も、選択の重要なポイントです。
直感的に操作できるインターフェースであればあるほど、ストレスなく使用できます。
ファイルの同期速度やファイルのプレビュー機能、編集機能などの追加機能についても確認しましょう。
利用可能人数と運営企業の信頼性
チームでの利用を考えている場合、同時にどれだけの人数が利用できるのかを確認することが重要です。
また、運営企業の信頼性も重視しましょう。
サービスの持続性やサポート体制は、長期的な利用において重要な要素となります。
おすすめクラウドストレージサービス6選 – 無料プランで比較
様々なクラウドストレージサービスが存在しますが、ここでは無料プランで比較できる、おすすめのクラウドストレージサービスを紹介します。
- Googleドライブ
- OneDrive
- BOX
- Dropbox
- iCloud
- MEGA
Googleドライブ
Google ドライブは、Googleが提供するクラウドベースのファイルストレージと同期サービスです。
これは、ユーザーがファイルをオンライン上に保存し、異なるデバイス間でそれらを同期し、共有することを可能にします。
クラウドストレージの観点から、Google ドライブはその使いやすさ、統合性、および高度な共有機能で広く認識されています。
以下に、Google ドライブの主な特徴をいくつか挙げてみましょう。
- クラウドベースのストレージ: Google ドライブは、ユーザーが自分のファイルをオンラインで保存し、どのデバイスからでもアクセスできるようにするクラウドベースのストレージサービスです。
これにより、ユーザーはデスクトップ、ラップトップ、スマートフォン、タブレットなどの異なるデバイス間で簡単にファイルを同期できます。 - 統合性: Google ドライブは、Google Docs、Sheets、Slides などの他の Google の生産性ツールと深く統合されています。
これにより、ユーザーはドキュメント、スプレッドシート、プレゼンテーションを作成し、それらをドライブ内で直接編集、保存、共有することができます。 - 共有と協力: Google ドライブの共有機能は、ユーザーが他の人と簡単にファイルやフォルダを共有できるようにするだけでなく、リアルタイムでの共同編集も可能にします。
これは、チームでの協力作業を容易にし、プロジェクトの生産性を向上させます。 - 大容量の無料ストレージ: Google ドライブは、15GBの無料ストレージを提供しています。
この容量は、Google の他のサービス(Gmail や Google Photos など)と共有されます。
追加のストレージは、月額料金を支払うことで購入できます。 - 強力な検索: Google ドライブの検索機能は、Google の検索技術を活用しており、ファイル名やファイル内の内容に基づいて、ドライブ内のファイルを迅速に見つけることが可能です。
OneDrive
OneDriveは、マイクロソフトが提供するクラウドベースのストレージサービスで、ユーザーがファイルをオンラインで保存し、複数のデバイス間で同期し、共有することが可能です。
クラウドストレージとしての観点から見ると、OneDriveはその総合的な機能性とマイクロソフト製品との統合により広く利用されています。
以下に、OneDriveの主な特性をいくつか挙げてみましょう。
- クラウドベースのストレージ: OneDriveは、ユーザーがインターネット経由でファイルを保存し、どのデバイスからでもアクセスできるようにします。
この機能により、ユーザーは自宅や職場のパソコン、スマートフォン、タブレットなど、さまざまなデバイスからデータにアクセスできます。 - Microsoft 365との統合: OneDriveは、Microsoft 365(旧称Office 365)と深く統合されています。
これにより、ユーザーはWord、Excel、PowerPointなどのファイルを直接OneDriveから開いて編集し、保存することができます。
また、これらのドキュメントをリアルタイムで共有し、他のユーザーと同時に編集することも可能です。 - 共有とコラボレーション: OneDriveの共有機能を使えば、ユーザーは他の人とファイルやフォルダを簡単に共有できます。
共有されたファイルは、他のユーザーとリアルタイムで共同編集することが可能で、チーム作業の効率を上げることができます。 - 自動同期: OneDriveには自動同期機能があり、特定のフォルダをOneDriveと自動的に同期させることが可能です。
これにより、ユーザーは最新のファイルにどのデバイスからでもアクセスできます。 - 個人的またはビジネス用途のプラン: OneDriveは個人用途からビジネス用途まで様々なニーズに対応したプランを提供しています。
無料プランでは、5GBのストレージを提供していますが、有料プランでは増量と追加機能を利用できます。
BOX
Boxは、クラウドベースのファイルストレージと共有サービスであり、個々のユーザーだけでなくビジネスや企業向けに特化した機能を提供しています。
ユーザーは、どこからでもアクセス可能なセキュアなオンライン環境でファイルの保存、編集、共有が可能。
以下に、クラウドストレージという観点からBoxの主な特性を挙げてみましょう。
- クラウドベースのストレージ: Boxはユーザーにオンラインでファイルを保存し、どのデバイスからでもアクセスできるストレージを提供します。
これにより、ユーザーは自分のパソコンやスマートフォン、タブレットなどからファイルにアクセスできます。 - 統合と互換性: Boxは、Microsoft OfficeやGoogle Workspaceなどの多くの人気のあるビジネスツールと統合できます。
これにより、ユーザーはBox内で直接ドキュメントを作成、編集、共有することができます。 - セキュリティ: Boxは、ビジネスレベルのセキュリティを提供します。
これには、ファイルレベルのセキュリティ、グループまたはユーザーレベルでのパーミッション設定、データの暗号化、二段階認証などが含まれます。 - 共有とコラボレーション: Boxでは、ユーザーが簡単にファイルやフォルダを共有できます。
また、共有されたドキュメントはリアルタイムで共同編集が可能で、チームの協力作業を容易にします。 - 自動同期: Boxには自動同期機能があり、ユーザーは特定のフォルダをBoxと自動的に同期させることができます。
これにより、最新のファイルにどのデバイスからでもアクセスできます。 - 個人からビジネスまで: Boxは個人ユーザーからビジネスユーザーまで幅広い需要に対応しています。
個人用途の無料プランから、エンタープライズレベルのビジネスプランまで、多様なニーズに合わせた選択肢があります。
以上のように、Boxは個々のユーザーや企業がオン
Dropbox
Dropboxは、2007年にアメリカで誕生したクラウドストレージサービスのひとつです。
個人利用からビジネス用途まで幅広く使用されており、その主な目的はユーザーがどこからでも自分のデータにアクセスできるようにすることです。
Dropboxの主な特徴は以下のとおり。
- クロスプラットフォーム対応: Dropboxは、Windows、Mac、LinuxのデスクトップOSだけでなく、iOS、AndroidのモバイルOSもサポートしています。
これにより、異なるデバイス間でのデータの同期が容易になります。 - 同期: Dropboxにファイルをアップロードすれば、そのファイルはDropboxがインストールされている全てのデバイスに自動的に同期されます。
これにより、最新のデータを常に利用可能に保つことができます。 - 共有: Dropboxでは、特定のフォルダやファイルを他のユーザーと共有することが可能です。
これにより、チームでの協業やファイルの共有が容易になります。 - バージョン管理: Dropboxは過去のバージョンのファイルを一定期間保存しており、必要に応じて過去のバージョンに戻すことが可能です。
これにより、誤ってファイルを削除したり、編集したりした場合でも安心です。
以上のような機能により、Dropboxは個人から企業まで幅広いユーザーによるデータ管理・共有のツールとして利用されています。
ただし、セキュリティ対策やプライバシー保護には十分な配慮が必要であり、重要な情報を保存・共有する場合には適切な設定や対策が求められます。
iCloud
iCloudは、Appleが提供するクラウドストレージサービスで、2011年に発表されました。
Apple製品のユーザー(iPhone、iPad、Macなど)を中心に広く利用されており、Appleのデバイス間でのデータの同期やバックアップ、共有を可能にしています。
iCloudの主な特徴は以下のとおりです・
- デバイス間同期: iCloudを利用すると、Appleのデバイス間でのデータ同期が容易になります。
例えば、iPhoneで撮影した写真は自動的にiCloudにアップロードされ、その後、同じApple IDを使用するすべてのデバイス(iPad、Macなど)でその写真を閲覧することが可能になります。 - バックアップ: iCloudはAppleデバイスのバックアップ機能を提供しています。
これにより、デバイスが故障した場合や新しいデバイスに移行する際でも、データを安全に保つことが可能です。 - Find My機能: iCloudには、紛失したAppleデバイスを探す「Find My」機能が含まれています。
これにより、デバイスがインターネットに接続していればその位置情報を取得することができます。 - iCloud Drive: iCloud Driveは、iCloudの中で特にファイルの保存と共有に注力した機能です。
ユーザーはiCloud Driveにファイルを保存することで、すべてのAppleデバイスからそのファイルにアクセスできます。
iCloudは基本的にはApple製品のユーザー向けに設計されていますが、Windowsパソコンからでも一部の機能(写真、連絡先など)を利用することが可能です。
ただし、セキュリティとプライバシーの観点から、重要なデータを保存・共有する際には適切な設定と管理が必要となります。
MEGA
MEGA(Mega Limited)は、クラウドストレージサービスとして知られ、とくにそのセキュリティに注力しているサービスです。
元々はMegauploadの創設者、Kim Dotcomによって設立され、その後の法的な問題から彼の関与は切られましたが、サービス自体は引き続き提供されています。
MEGAの主な特徴は以下のとおりです。
- エンドツーエンド暗号化: MEGAの最も注目すべき特徴の一つは、エンドツーエンド暗号化を採用していることです。
これは、データがユーザーのデバイスからMEGAのサーバーへアップロードされる際に、そのデータが暗号化されるということを意味します。
この暗号化のおかげで、ユーザーのデータは第三者による不正アクセスから保護されます。 - 大容量のストレージ: MEGAは無料アカウントでも15GBのストレージを提供しています(特定の条件を満たすとさらに増やすことが可能)。
有料プランでは、さらに大容量のストレージと、高速なデータ転送を利用できます。 - シェアリング機能: MEGAでは、他のユーザーと簡単にファイルやフォルダを共有できます。
また、共有リンクを生成し、そのリンクを通じて非MEGAユーザーともデータを共有することが可能です。 - マルチプラットフォーム対応: MEGAはWeb、Windows、macOS、Linux、iOS、Androidなど、多くのプラットフォームで利用可能です。
- バックアップと同期: MEGAにはデスクトップアプリがあり、特定のフォルダをMEGAと自動同期させ、そのフォルダのバックアップを取ることができます。
まとめ – クラウドストレージで生産性アップを目指す
この記事では、クラウドストレージの基本的な理解とその利用方法、選び方について詳しく解説しました。
また、各種サービスの特徴と無料プランについて比較しました。
クラウドストレージをうまく活用することで、データ管理を効率化し、日々の業務や生活の生産性を高められます。
ぜひ、自分に合ったクラウドストレージを見つけて、効果的に利用してみてください。