【Python】findメソッドの基本|文字列検索の具体例付き

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(最終更新日:2023年6月)

✔この記事はこんな方に向けて書かれています

「Pythonのfindメソッドって何ができるの?」
「findメソッドを使って、特定の文字列を見つけたい」
「findメソッドで、検索の具体例が知りたい」

✔この記事でお伝えする内容

  • Pythonのfindメソッドについての基本
  • findメソッドを使った文字列検索方法
  • 検索に関わるメソッドの実例

当記事では、Pythonのfindメソッドを始め、文字列検索に関わるさまざまな方法を実例付きで詳しく、丁寧に解説しています。

ぜひ最後までお読みください。

筆者プロフィール

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「プログラミング × ライティング × 営業」の経験を活かし、30後半からのIT系職へシフト。当サイトでは、実際に手を動かせるWebアプリの開発を通じて、プログラミングはもちろん、IT職に必要な情報を提供していきます。

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Pythonの文字列検索の基本

こちらでは、Pythonの文字列検索の基本についてお伝えしていきます。

  • 文字列を含むか判定: in演算子
  • 文字列の位置を取得: find()、rfind() メソッド

文字列を含むか判定: in演算子

Pythonのin演算子は、文字列が別の文字列に含まれているかどうかを判定するものです。

"Python" in "I love Python"

この例では、"I love Python"という文字列に"Python"が含まれているので、結果はTrueになります。

これは非常に直感的で読みやすく、頻繁に使用される方法です。

文字列の位置を取得: find()、rfind() メソッド

find()メソッドは、文字列内で指定した部分文字列が最初に出現する位置を返します

"I love Python".find("Python")

この場合は7を返します。

対してrfind()は、最後に出現する位置を返します。

"Python, I love Python".rfind("Python")
#2つめのPythonで、15が返される

これらは部分文字列の位置を知りたい場合に便利です。

さまざまな文字列検索メソッドの使い方

こちらでは、Pythonのさまざまな文字列検索メソッドの使い方を詳しく見ていきます。

  • find() と rfind() メソッドの詳細
  • 大文字・小文字を区別せずに検索

find() と rfind() メソッドの詳細

前述したfind()rfind()は非常に似ていますが、いくつか異なる点があります。

find()は先頭から検索し、rfind()は末尾から検索します。

また、検索する範囲を指定することも可能です。

hello world".find("o", 5)

5番目のインデックス以降で”o”を検索し、結果は7を返します。

大文字・小文字を区別せずに検索

Pythonではlower()upper()メソッドを使用して、大文字・小文字を区別せずに検索が可能です。

lower()やupper()は、文字列を小文字または大文字に変換するもの。

"I Love Python".lower().find("python")

大文字・小文字に関わらず"Python"を検索できます。

正規表現を使っった文字列検索

こちらでは、正規表現を使用してPythonで文字列を検索する方法についてお伝えします。

  • 正規表現の基本: re.search()
  • すべての結果を取得: re.findall()、re.finditer()
  • 複数の文字列を検索
  • 正規表現パターン活用
  • 大文字・小文字区別なし検索: re.IGNORECASE

正規表現の基本: re.search()

Pythonのreモジュールを使用して、正規表現で文字列を検索できます。

re.search()は、パターンが文字列内に存在するかどうかをチェックするものです。

import re
re.search("P.th.n", "I love Python")

“Python”がパターンに一致するため、Matchオブジェクトを返します。

正規表現については詳しくこちらでも解説しています。

【保存版】Pythonの正規表現をコード付きで徹底解説|初心者向け
Pythonの正規表現について知りたいですか?当記事では、Pythonでの正規表現の基本的な使い方や実践的な例を詳細に解説しています。具体例を交えて解説しているで、コードを見ながら実際に手を動かして学べます。初心者の方は必見です。

すべての結果を取得: re.findall()、re.finditer()

マッチする結果をすべて得たい場合は以下のようなメソッドがあります。

  • re.findall():文字列内のすべての一致をリストとして返す
  • re.finditer():一致するすべてのオブジェクトのイテレータを返す

これは大量のデータを処理する際に便利です。

複数の文字列を検索

正規表現では、|演算子を使用して複数のパターンを同時に検索できます。

re.findall("Python|Java", "I love Python and Java")

[‘Python’, ‘Java’]を返します。

正規表現パターン活用

正規表現では、特殊な文字を使用して柔軟なパターンを作成できます。

  • .:任意の一文字に一致
  • *:直前の文字が0回以上繰り返す場合に一致
import re

def match_pattern(text):
    pattern = r'ab.*c'  # パターンの正規表現

    if re.match(pattern, text):
        return True
    else:
        return False

# テスト用の文字列
text1 = 'abcdefg'  # パターンに一致
text2 = 'azc'  # パターンに一致
text3 = 'ac'  # パターンに一致しない

# パターンに一致するか確認
result1 = match_pattern(text1)
result2 = match_pattern(text2)
result3 = match_pattern(text3)

# 結果を表示
print(result1)  # True
print(result2)  # True
print(result3)  # False

大文字・小文字区別なし検索: re.IGNORECASE

re.search()やre.findall()などの関数で、re.IGNORECASEフラグを使用すると、大文字・小文字を区別せずに検索できます。

import re

def search_case_insensitive(pattern, text):
    matches = re.findall(pattern, text, flags=re.IGNORECASE)
    return matches

# テスト用の文字列
text = "Hello World hello world"

# 大文字・小文字を区別せずに「hello」という単語を検索
matches = search_case_insensitive(r"hello", text)

# 検索結果を表示
print(matches)  # ['Hello', 'hello']

# 大文字・小文字を区別せずに「world」という単語を検索
matches = search_case_insensitive(r"world", text)

# 検索結果を表示
print(matches)  # ['World', 'world']

正規表現については、詳しくこちらで解説しています。

【保存版】Pythonの正規表現をコード付きで徹底解説|初心者向け
Pythonの正規表現について知りたいですか?当記事では、Pythonでの正規表現の基本的な使い方や実践的な例を詳細に解説しています。具体例を交えて解説しているで、コードを見ながら実際に手を動かして学べます。初心者の方は必見です。

Pythonにおける文字列操作の重要性

こちらでは、Pythonで文字列操作がなぜ重要なのか、そしてPythonの専門家が語る学ぶべきポイントについて見ていきます。

  • なぜPythonで文字列検索を学ぶのか?
  • Python専門家が語る “学ぶべきポイント”

なぜPythonで文字列検索を学ぶのか?

文字列操作は、データ解析、ウェブスクレイピング、ログ解析など、多くの分野で必須のスキルです。

その柔軟性と豊富なライブラリにより、これらのタスクを効率的に行うのに適しています。

また、自然言語処理(NLP)の分野でも、文字列操作は非常に重要です。

以下に、文字列操作の例として、データ解析の場面でよく使用されるいくつかの操作を示します。

文字列の分割(split)

   text = "apple,banana,orange"
   fruits = text.split(",")
   print(fruits)  # ['apple', 'banana', 'orange']

文字列の結合(join)

   fruits = ['apple', 'banana', 'orange']
   text = "-".join(fruits)
   print(text)  # 'apple-banana-orange'

文字列の置換(replace)

   text = "I like apples"
   new_text = text.replace("apples", "bananas")
   print(new_text)  # 'I like bananas'

文字列の検索(find)

   text = "This is a sentence"
   index = text.find("sentence")
   print(index)  # 10

文字列のスライス(slice)

   text = "Hello, World!"
   substring = text[7:12]
   print(substring)  # 'World'

これらの操作は、文字列内のデータを抽出したり、特定のパターンを検索したり、文字列の形式を変更したりする際に役立ちます。

文字列操作の習得は、データ処理やテキスト処理の効率性を向上させるために重要なスキルです。

Python専門家が語る “学ぶべきポイント”

Pythonの専門家たちは、正規表現のマスタリー、エンコーディングの理解、そして標準ライブラリの活用を学ぶことが重要だと指摘しています。

これにより、文字列操作の効率が向上し、コードの品質も高まります。

まとめ: 文字列検索をマスターし、Pythonの力を引き出そう

当記事では、Pythonの文字列検索の基本から正規表現、さらには文字列操作の重要性と学習方法について学びました。

Pythonは文字列操作に非常に優れており、これをマスターすることでデータ解析やNLPなど多くの分野で威力を発揮します。

継続的な学習と実践を通じて、あなた自身のスキルセットを強化しましょう。

常に探求心を持ち、新しい知識やスキルを積極的に学んでください。

マスターすることで、Pythonの真の力を引き出し、あなたのキャリアやプロジェクトにおいて大きな成功を収める手助けとなるでしょう。

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