JavaScriptで文字列検索｜indexOfの使い方

（最終更新月：2023年10月）

✔このような方へ向けたガイドです

✔当記事を通してお伝えすること

• JavaScriptのindexOfの基本
• indexOfの適切な書き方と応用方法
• indexOfの実在の使用例や状況

当記事では、JavaScriptのindexOfの基礎から、その機能を最大限に活用する方法まで、具体的な例を参考に詳細に解説します。

ぜひ、最後までご覧ください。

JavaScriptにおけるindexOfの基本

こちらでは、indexOfメソッドについてお伝えしていきます。

indexOfメソッドについて理解することで、文字列や配列の操作に役立つでしょう。

• indexOfメソッドとは
• IndexOfメソッドの基本動作

indexOfメソッドとは

JavaScriptは、ウェブページの動的な操作に広く使用される言語。

その中で、indexOfは文字列や配列の中から特定の要素や文字を検索する際に使用されるメソッドです。

"Hello World".indexOf("World")

“World”が”Hello World”の中で最初に見つかる位置を返します。

IndexOfメソッドの基本的な動作を体験

まず、シンプルな文字列でindexOfを試してみましょう。

以下のコードを実行すると、“apple”の中で”p”が最初に見つかる位置、つまり1が返されます。

let fruit = "apple";
console.log(fruit.indexOf("p"));

indexOfメソッドは指定した文字や文字列が最初に見つかる位置を返すメソッドです。

IndexOfメソッドの仕組み

こちらでは、indexOfメソッドの詳しい仕組みを解説します。

こちらを通じて、メソッドの構文や動作原理を深く理解できるでしょう。

• 構文の解説
• シンプルな検索文字列の例
• 引数と返り値の説明
• 何も入力しなかった時の返値解説

構文の解説

indexOfメソッドの基本的な構文は以下のようになります。

stringOrArray.indexOf(searchValue[, fromIndex])

searchValueは検索したい値を指定します。

fromIndexは検索を開始する位置を指定するオプションの引数です。

シンプルな検索文字列の例

以下は、シンプルな検索文字列の例です。

let greeting = "Hello, World!";
console.log(greeting.indexOf("World"));  // 7が返される

この例では、”World”が”Hello, World!”の中で7番目の位置に見つかるため、7が返されます。

引数と返り値の説明

indexOfメソッドは、検索したい値と、オプションで検索を開始する位置を引数として受け取ります。

返り値は、検索したい値が見つかった最初の位置です。

見つからない場合は-1が返されます。

何も入力しなかった時の返値解説

何も検索値を指定しなかった場合、indexOfは常に-1を返します。

検索値が空または未定義であるため、何も見つからないと解釈されるからです。

IndexOfメソッドの深堀り解説

こちらでは、indexOfメソッドの詳細な動作と応用例について見ていきましょう。

より高度な使用方法やテクニックを習得してください。

• 文字のチェックについての解説
• indexOfメソッドの効果的な使い方

文字のチェックについての解説

indexOfメソッドを使用すると、特定の文字や文字列が存在するかを簡単にチェックできます。

例えば、以下のコードは文字列に”apple”が含まれているかをチェック。

let sentence = "I have an apple.";
if (sentence.indexOf("apple") !== -1) {
    console.log("The sentence contains the word 'apple'.");
} else {
    console.log("The sentence does not contain the word 'apple'.");
}

indexOfメソッドの効果的な使い方

indexOfメソッドは、fromIndex引数を使用して検索の開始位置を指定できます。

これにより、特定の位置からの検索や、前回見つかった位置の次からの検索などが可能です。

let str = "apple, banana, apple";
let firstApple = str.indexOf("apple");
let secondApple = str.indexOf("apple", firstApple + 1);
console.log(`First apple found at: ${firstApple}, Second apple found at: ${secondApple}`);

実際の使用例

こちらでは、indexOfメソッドの実際の使用例をいくつか紹介します。

日常のコーディングでの応用方法を学べるはずです。

• 基本的な使用のデモ
• 大文字・小文字の考慮時の活用法
• 文字列内の特定文字の出現回数の計測方法
• 特定の要素の位置を全部探す方法
• 要素があるかのチェックと配列の更新方法

基本的な使用のデモ

以下は、indexOfメソッドの基本的な使用例です。

let animals = "cat, dog, bird";
let position = animals.indexOf("dog");
console.log(`The word 'dog' is found at position: ${position}`);

大文字・小文字の考慮時の活用法

JavaScriptのindexOfメソッドは大文字・小文字を区別します。

大文字・小文字を区別せずに検索したい場合は、以下のように両方の文字列を小文字または大文字に変換してから検索します。

let text = "Hello World";
let search = "HELLO";
if (text.toLowerCase().indexOf(search.toLowerCase()) !== -1) {
    console.log("Match found!");
} else {
    console.log("Match not found.");
}

文字列内の特定文字の出現回数の計測方法

indexOfメソッドを使用して、文字列内の特定の文字や文字列の出現回数を計測する方法は以下のとおりです。

let phrase = "apple banana apple orange apple";
let searchTerm = "apple";
let count = 0;
let position = phrase.indexOf(searchTerm);

while (position !== -1) {
    count++;
    position = phrase.indexOf(searchTerm, position + 1);
}

console.log(`The term '${searchTerm}' appears ${count} times.`);

特定の要素の位置を全部探す方法

indexOfメソッドを使って、文字列内の特定の要素がすべてどの位置にあるのかを探す方法は以下の通りです。

let string = "apple pie, apple tart, apple cake";
let searchElement = "apple";
let positions = [];
let position = string.indexOf(searchElement);

while (position !== -1) {
    positions.push(position);
    position = string.indexOf(searchElement, position + 1);
}

console.log(`The term '${searchElement}' is found at positions: ${positions.join(", ")}`);

要素があるかのチェックと配列の更新方法

配列に特定の要素があるかをチェックし、存在しない場合に配列を更新する方法は以下のとおりです。

let fruits = ["apple", "banana", "cherry"];
let fruitToCheck = "orange";

if (fruits.indexOf(fruitToCheck) === -1) {
    fruits.push(fruitToCheck);
    console.log(`Added '${fruitToCheck}' to the fruits array.`);
} else {
    console.log(`The fruit '${fruitToCheck}' already exists in the array.`);
}

ポイントと回避すべきエラー

こちらでは、indexOfメソッドを使用する際のポイントと、よくあるエラーについて解説します。

効果的な使用方法とトラブルシューティングのヒントを学べるでしょう。

• 重要な使用ポイントと一般的なエラー例
• エラーハンドリングのヒント

重要な使用ポイントと一般的なエラー例

indexOfメソッドは非常に便利ですが、大文字小文字の区別や、存在しない場合の返り値-1など、注意すべきポイントがいくつかあります。

let name = "John Doe";
if (name.indexOf("john") !== -1) {
    console.log("Found!");
} else {
    console.log("Not found.");  // この行が実行される
}

上記の例では、大文字小文字の区別が原因で”john”が見つからないと判断されます。

エラーハンドリングのヒント

indexOfメソッドを使用する際には、存在しないオブジェクトや未定義の変数に対してメソッドを呼び出すとエラーが発生します。

事前に変数の存在や型をチェックすることがおすすめです。

let data;
if (data && data.indexOf("searchTerm") !== -1) {
    console.log("Found!");
} else {
    console.log("Not found or data is undefined.");
}

よくある質問とその回答

こちらでは、indexOfメソッドに関するよくある質問とその回答を紹介します。

• indexOfとincludesメソッドの違いは何ですか？
• indexOfメソッドは配列だけでなく、文字列にも使用できますか？
• indexOfメソッドが-1を返すのはどのような場合ですか？
• fromIndexを指定するとどうなりますか？
• indexOfとlastIndexOfの違いは何ですか？

indexOfとincludesメソッドの違いは何ですか？

indexOfメソッドは、要素が見つかった場合その位置を返し、見つからない場合は-1を返します。

一方、includesメソッドは要素が存在するかどうかを真偽値で返します。

let array = [1, 2, 3, 4, 5];
console.log(array.indexOf(3) !== -1);  // true
console.log(array.includes(3));        // true

indexOfメソッドは配列だけでなく、文字列にも使用できますか？

はい、indexOfメソッドは文字列にも使用できます。

文字列内で特定の文字列や文字が最初に現れる位置を返します。

let string = "Hello, World!";
console.log(string.indexOf("World"));  // 7

indexOfメソッドが-1を返すのはどのような場合ですか？

indexOfメソッドは、検索したい要素や文字列が見つからない場合に-1を返します。

let fruits = ["apple", "banana", "cherry"];
console.log(fruits.indexOf("orange"));  // -1

fromIndexを指定するとどうなりますか？

fromIndexを指定すると、その位置から検索が開始されます。

これは、前回の検索位置の次から再検索を行いたい場合などに便利です。

let phrase = "apple banana apple orange apple";
console.log(phrase.indexOf("apple", 6));  // 13

indexOfとlastIndexOfの違いは何ですか？

indexOfは指定した要素が最初に現れる位置を返しますが、lastIndexOfは最後に現れる位置を返します。

let numbers = [1, 2, 3, 2, 1];
console.log(numbers.indexOf(2));       // 1
console.log(numbers.lastIndexOf(2));   // 3

まとめ

当記事では、JavaScriptのindexofメソッドについて学習してきました。

indexOfメソッドは、文字列や配列内の要素を検索する際の強力なツールです。

大文字小文字の区別、fromIndexの使用、エラーハンドリングなど、多くのポイントを学びました。

このメソッドは、日常のプログラミング作業で頻繁に使用されるため、しっかりと理解しておくと非常に役立ちます。

さまざまなシチュエーションでの使用方法を試して、スキルを磨いてください。