【実例付】aliasの基本や書き方、変数を使う方法を解説|Linux

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(最終更新月:2022年8月)

✔このような方へ向けて書かれた記事となります

「Linuxでaliasを使う方法が知りたい!」

「aliasってどんな役割なの?」

「aliasで変数を使う方法ってあるの?」

✔当記事を通じてお伝えすること

  • aliasって何?
  • aliasでできること
  • aliasの記述場所
  • aliasの書き方
  • aliasで変数を使う方法

当記事を最後までご覧いただければ、aliasについての基本がわかることはもちろん、変数を使って動的にコマンドを使う方法までご理解いただけます。

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筆者プロフィール

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【現職】プロダクトマネージャー

【副業】ブログ(月間17万PV)/YouTube/Web・アプリ制作

「プログラミング × ライティング × 営業」の経験を活かし、30後半からのIT系職へシフト。当サイトでは、実際に手を動かせるWebアプリの開発を通じて、プログラミングはもちろん、IT職に必要な情報を提供していきます。

【当ブログで紹介しているサイト】

当サイトチュートリアルで作成したデモ版日報アプリ

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「alias」とは?

「alias(エイリアス)」とは英語で「別名」「偽名」などの意味し、簡単にいえばショートカットコマンドのことです。

LinuxやMacでは、コマンドを別名で登録し、使えるようにします。

よく使うコマンドを覚えやすい短いコマンドに置き換えれば、作業時間も短くなるのでおすすめの方法です。

「alias」でできること

Aliasでできることは以下のとおり。

  • 一覧を取得する(登録されているAliasを確認)
  • オリジナルのコマンドを作成する

一覧を取得する

現在どのようなaliasが登録されているのかを確認する方法はこちら。

alias

ターミナルに打ち込めば、一覧が取得できます。

オリジナルのコマンドを作成する

「alias」を使いこなせば、あなた専用のオリジナルコマンドが作れます

たとえば、私自身は仮想環境を立ち上げるコマンド「source venv/bin/activate」を、「activate」というコマンドで実行できるようにしています。

activate

記述場所や書き方について、これから説明します。

「alias」を記述する方法は2つ

aliasの記述場所は主に2つあります。

  • ターミナル上
  • .bashrc(.bash_profile)

ターミナル上に記述する

ターミナルで新しいaliasを登録できます。

メリットはどこでも簡単にできること。

ただしログアウトやシャットダウンすれば、コマンドは無効になってしまいます。

.bashrc(.bash_profile)に記述する

.bashrc(.bash_profile)は、ホームディレクトリ直下にある隠しファイルです。

以下のコマンドで探してみよう。

cd ~
ls -la

もし見つからない場合は新たに作ればOK。

ファイルに書き込むことで、ログアウトやシャットダウンに影響を受けず、ずっと使えます

以下のコマンドで新規作成・編集して新しいコマンドを追加します。

nano ~/.bashrc

「alias」の書き方

こちらではaliasで新しくコマンドを作成する方法を解説します。

以下が作成時の公式です。

alias 新たなコマンド名='実際のコマンド'

例を複数ご覧ください。

alias activate='source venv/bin/activate'
alias migrate='python manage.py migrate'
alias migrations='python manage.py migrations'

よく使うコマンドを「.bashrc」に登録しておけば、今後はずっと使えます。

.bashrcを書き換えたら、以下のコマンドで.bashrcを再読み込みします。

source ~/.bashrc

(応用)「alias」で変数を使う

応用編として、alias内で変数を使う方法をお伝えします。

変数は、「$変数名」で表します。

例えば以下のようなコマンドを登録してみます。

alias folder='mkdir ~/$f

再読み込みが完了したら、まずは変数に値を入れてから実行してみます。

f=test
folder

ホームディレクトリ直下に「test」フォルダが作成されています。

まとめ:aliasはよく使うコマンドを短くできる優れもの

当記事の内容をまとめます。

  • aliasとは、ショートカットコマンドのこと
  • aliasは、ターミナル上や.bashrcファイル上に記述する
  • aliasで変数も使える

Webアプリの開発などをしているとLinux上でさまざまなコマンドが必要になります。

よく使うコマンドをすべて一つずつ記述するのではなく、aliasとして登録しておけば覚えやすく、時間の省略になるのでおすすめです。

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