【Gitの基本】git push -uコマンドの使い方

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(最終更新日:2023年7月)

✔このような方へ向けて作成された記事となります

「”git push -u”の機能について理解したい」
「”git push -u”の正しい使い方を学びたい」
「”git push -u”の具体的な適用例を見たいと思っている」

✔当記事を通じて提供する情報

  • “git push -u”の基本知識
  • “git push -u”の使用方法とその発展的な活用
  • 実際の”git push -u”の使用例

当記事では、”git push -u”の基礎から、詳細なオプションの使い方までを、リアルな例を使用して詳細に説明します。

ぜひ最後までお読みください。

筆者プロフィール

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【現職】プロマネ/システムプランニング(元外資系金融機関営業)

【副業】ブログ(月間12万PV)/YouTube/Web・アプリ制作

コミュニケーション × ビジネススキル × 文章力 × プログラミングスキルを活かし、30後半からのIT系職へシフト。当サイトでは、実際に手を動かせるWebアプリの開発を通じて、プログラミングはもちろん、IT職に必要な情報を提供していきます。

【当ブログで紹介しているサイト】

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Django × Reactで開発したツール系Webアプリ

【名著】リーダブルコード

Gitとgit pushの概要

こちらでは、「Gitとgit push」についてお伝えしていきます。

  • Git: バージョン管理システムの紹介
  • git pushの基本

Git: バージョン管理システムの紹介

Gitは現在、開発者に広く利用されているバージョン管理システムです。

ファイルの変更履歴を管理し、必要に応じて過去のバージョンに戻ったり、分岐した開発を統合したりすることが可能です。

たとえば、複数の開発者が同じプロジェクトに取り組む際に、Gitを使用すると各々の作業を効率良く一元管理することができます。

git pushの基本

git pushはGitコマンドの一つで、自分のローカルリポジトリの変更をリモートリポジトリに反映させるために使用されます。

git pushを使うことで、ほかの開発者とのコードの共有やバックアップが効率的におこなえます。

具体的には、まずローカルで作業を行い、その結果をコミット。

その後、git pushコマンドを実行することで変更がリモートリポジトリに送信されます。

GitHubのプッシュ設定:git push -u

GitHubのプッシュ設定は、ローカルリポジトリの変更をGitHub上のリモートリポジトリに反映させる際に重要な役割を果たします。

この設定は、どのブランチの変更をどのリモートリポジトリに反映させるかを管理します。

以下に具体的なプッシュ設定の方法を示します。

  • リモートリポジトリの追加
  • プッシュの設定

1. リモートリポジトリの追加

まず、リモートリポジトリの設定をおこないましょう。

以下のコマンドを使用し、GitHubのリポジトリをリモートリポジトリとして追加します。

git remote add origin https://github.com/username/repository.git

ここでoriginはリモートリポジトリの別名(エイリアス)。

https://github.com/username/repository.gitは、GitHubリポジトリのURLです。

このURLは、GitHubリポジトリページの「Clone or download」ボタンからコピーできます。

2. プッシュの設定

次に、特定のブランチを特定のリモートリポジトリに関連付ける設定をおこないます。

以下のコマンドを使用してください。

git push -u origin master

ここで-uオプションは「upstream」とも呼ばれ、このオプションを付けると指定したブランチとリモートリポジトリが関連付けられます。

次回以降のgit pushgit pullの際にリモート名やブランチ名を指定しなくてもよくなるのです。

masterはプッシュしたいブランチ名です。

これらの設定を行うことで、ローカルの変更を簡単にGitHubに反映させられます。

またこれらの設定は一度おこなえば、同じリポジトリ、ブランチに対する次回以降の操作は簡略化されます。

実践: リポジトリへのプッシュ

こちらでは、「リポジトリへのプッシュ」を実践する方法について説明していきます。

各ステップにおける具体的なコマンドとその役割を解説します。

  • コミット対象のファイル作成
  • ステージングエリアへのファイル追加
  • コミットの実行
  • Gitログの利用
  • 実際のGitHubへのプッシュ

コミット対象のファイル作成

Gitで管理されるプロジェクトでは、まずファイルの作成や編集がおこなわれます。

Gitではこの作成や編集を、変更として管理していくのです。

例えば、新しい機能を実装するために新規のPythonファイルを作成したり、既存のHTMLファイルを更新したりすることがあります。

作成や編集が完了したファイルは、Gitが追跡する対象となり、バージョン管理の一部として管理されます。

ステージングエリアへのファイル追加

ステージングエリアは、コミットが作成される前の一時的な領域を指します

作成や編集が完了したファイルは、git add コマンドを用いてステージングエリアに追加。

この操作により、Gitは次のコミットでこれらの変更を追跡するように設定されます。

git add feature.py

新しく作成した “feature.py” ファイルをステージングエリアに追加するコマンドです。

以下では、ステージングエリア関連の操作方法を見ていきます。

  • ステージングエリアに追加されていないファイルへの対処
  • ステージングエリアからのファイル解除

ステージングエリアに追加されていないファイルへの対処

作業で発生した変更は、自動でステージングエリアに追加される訳ではありません

これらの変更を次のコミットに含めるためには、明示的に git add コマンドを使用して追加しましょう。

git add ステージングエリアに追加するファイル

特定のファイルを指定するだけでなく、現ディレクトリ以下の全変更を一括で追加も可能です。

git add .

ステージングエリアからのファイル解除

ステージングエリアから特定のファイルを解除するには 、git reset コマンドを使用します。

これは、ファイルに対して行われた変更を取り消すのではなく、次のコミットに含まれる変更を選択するためのもの。

git reset feature.py

“feature.py” ファイルのステージングを解除し、次のコミットからは除外されます。

コミットの実行

コミットの実行方法としては以下の2通りがあります。

  • ステージングエリアのファイルをコミットする
  • ステージングエリアをスキップしたコミット

それぞれご覧ください。

ステージングエリアのファイルをコミットする

ステージングエリアに追加されたファイルをコミットすることで、変更がプロジェクトの歴史に記録されます。

コミットは、 git commit コマンドを使用しておこないます。

この際、-m オプションと共に簡潔なメッセージを付けられます。

コミットで何が変更されたのかを簡単に理解できるようにしましょう。

git commit -m "ログインページのボタンにBootstrapを適用した"

ステージングエリアをスキップしたコミット

ステージングエリアをスキップし、直接コミットを作成できます。

 git commit -a

これは git add で追加されたファイルだけでなく、既にトラッキングされているファイルに対する全変更を自動でステージングしてコミットするオプションです。

ただしこの方法では、新規ファイルは対象外。

新規ファイルを含む全ての変更をコミットするには、先述の git add . を用いて全てをステージングした上でコミットをおこないましょう。

Gitログの利用

プロジェクトの変更履歴は git log コマンドを使用して確認できます。

このコマンドは、以下の情報を含んだコミットの一覧を表示します。

  • コミットID(ハッシュ)
  • 作成者
  • 日時
  • コミットメッセージ

これにより、いつどのような変更があったのか、またその変更を誰がおこなったのかが追跡できます。

実際のGitHubへのプッシュ

最後に、git push コマンドを使用して、ローカルの変更をリモートリポジトリに反映します。

ほかのチームメンバーや共同作業者が、あなたの変更を見れるようにするためです。

この操作により、あなたの作業はクラウドにバックアップされ、データの喪失を防げます。

git push origin master

“master” ブランチの変更をリモートリポジトリにプッシュします。

git push -uの詳細概念と使用

git push -uは、リモートリポジトリへのプッシュをおこなうだけでなく、現在のローカルブランチとリモートブランチとの間にトラッキング関係を設定するもの。

この-uオプションは、”upstream”の略で、以後、同じブランチにプッシュまたはプルする際にブランチ名を指定せずに操作できるようになります。

たとえば、ローカルブランチ”feature”をリモートリポジトリにプッシュしてトラッキングを設定するには、git push -u origin featureコマンドを使用します。

  • git push -uの詳細な機能と役割
  • “git push -u”と他のgit pushオプションの違い

git push -uの詳細な機能と役割

git push -u コマンドは、リモートリポジトリへのプッシュをおこないつつ、現在のローカルブランチとリモートブランチの間にトラッキング関係を設定するものです。

「トラッキング」とは、特定のローカルブランチとリモートブランチが互いに対応する関係を作ることをいいます。

この関係が確立すると、Gitはそれぞれのブランチがどの程度同期しているか(つまり、一方のブランチにはあるが他方にはないコミットが何個あるか)を自動的に追跡します。

この情報を見たいときはこちらのコマンド。

git status

git push -u コマンドを一度使えば、その後のgit pushgit pullで、リモート名やブランチ名を指定する必要がありません。

“git push -u”とほかのgit pushオプションの違い

git pushコマンドは、基本的な機能として、あなたのローカルリポジトリの変更をリモートリポジトリに反映すること。

そのオプションを理解すれば、それぞれが持つ特定の目的を達成する助けとなるでしょう。

以下に、git pushコマンドのオプション一覧を示します。

オプション名説明コマンド例
-u, –set-upstreamリモートブランチと対応するローカルブランチを設定git push -u origin main
-f, –force強制的にリモートにプッシュするgit push -f origin feature-branch
–all全てのローカルブランチをリモートにプッシュするgit push --all origin
–tags全てのタグをリモートにプッシュするgit push --tags origin
–dry-runプッシュのシミュレーションを行うgit push --dry-run origin main
–no-verifyプリプッシュフックの実行をスキップgit push --no-verify origin feature-branch
–porcelain人間が読める形式ではない出力を返すgit push --porcelain origin main

プッシュの完了確認と競合するパターンの対処

こちらでは、「プッシュの完了確認と競合するパターンの対処」について説明します。

  • GitHub上でのプッシュの確認方法
  • 競合するgit pushの例とその解決

GitHub上でのプッシュの確認方法

リモートリポジトリにプッシュをおこなったあと、その結果をGitHub上で確認する方法がいくつかあります。

GitHubのレポジトリページにアクセスのうえ、以下のいずれかで最新のコミットを確認しましょう。

  • “Code” タブをクリックし、最新のコミットを表示する
  • “Commits” タブをクリックし、リポジトリに行われたすべてのコミットのリストが表示さる
  • “Branches” タブを使って、特定のブランチのコミット履歴を確認する

競合するgit pushの例とその解決

複数の人が同じリポジトリを操作しているとき、競合する git push の問題が発生する可能性があります。

ある人が変更をプッシュしたあと、ほかの人がそれと競合する変更をプッシュしようとしたときに起こるものです。

この問題を解決するには、以下の手順で対処してください。

  • git pull コマンドを使用して最新の変更をローカルリポジトリに取り込む
  • 自分の変更をマージする
  • 競合を解決した後、再度 git push コマンドを実行して変更をリモートリポジトリにプッシュする

ただしこのプロセスは、リモートリポジトリに変更が頻繁に行われる大規模なプロジェクトでは難しい場合があります。

その場合、git pull --rebase コマンドを使用してリベースを行うことで、コミット履歴をきれいに保つことができます。

git push -uのメリット

こちらでは、「git push -uのメリットと注意点」について説明します。

  • git push -uのメリット1: トラッキングの自動設定
  • git push -uのメリット2: 状態の可視化
  • git push -uのメリット3: ワークフローの効率化

git push -uのメリット1: トラッキングの自動設定

git push -u コマンドにおける利点のひとつは、自動的にトラッキング関係を設定する点です。

リモートリポジトリとローカルリポジトリの間での同期が簡単になります。

トラッキングが設定されると、その後の git pushgit pull のコマンドでリモート名やブランチ名を毎回指定する手間が省けるのです。

git push -uのメリット2: 状態の可視化

git push -u コマンドでトラッキング関係を設定すると、リモートリポジトリとローカルリポジトリの同期状態を簡単に確認できます。

git status

これにより、どの程度同期が取れているのか、どのコミットがリモートに存在せず、どのコミットがローカルに存在しないのかという情報が手に入ります。

git push -uのメリット3: ワークフローの効率化

git push -u コマンドは、開発ワークフローの効率化に寄与します。

特に、リモートリポジトリと頻繁にやり取りを行う場合、ブランチ名を毎回指定する手間が省けることで、開発作業をよりスムーズに進められるのです。

git push -uを扱うときの注意点

  • git push -uの注意点1: 正しいブランチへのプッシュ
  • git push -uの注意点2: トラッキングの理解
  • git push -uの注意点3: 複数人での作業

git push -uの注意点1: 正しいブランチへのプッシュ

git push -u コマンドを使用する際は、正しいブランチにプッシュしているかを確認することが重要です。

間違ったブランチにプッシュしてしまうと、予期しない結果を招く可能性があります。

常に現在のブランチを確認し、必要なブランチに切り替えてからプッシュをおこないましょう。

git branch

git push -uの注意点2: トラッキングの理解

git push -u コマンドで設定されるトラッキング関係は、初心者にとってはやや理解しにくい概念であることもあります。

トラッキングが設定されていると、リモート名やブランチ名を指定しなくても git pushgit pull がおこなえるため、どのブランチがどのリモートに対応しているのかわかりにくいのです。

トラッキングを利用する際は、必ずその概念を理解してから使用しましょう。

git push -uの注意点3: 複数人での作業

git push -u コマンドは、複数人で同じリポジトリを操作している場合には注意が必要です。

トラッキング関係が設定されていると、意図せず他の開発者の作業を上書きしてしまう可能性があります。

他の開発者と作業を共有する場合は、作業ブランチを明確にし、互いの作業が競合しないように注意しましょう。

まとめ

当記事ではGitとgit pushについて解説しました。

これらはプロジェクトのバージョン管理と変更の共有において必須のツールであり、効率的な開発作業には欠かせません。

また、これらのスキルを習得することで、更に進んだGitの利用やGitHubを使ったチーム開発、オープンソースプロジェクトへの貢献など、新たなスキル道筋が開けます。

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